リモート接客ツールとは?種類・特徴・厳選ツール5選・選び方を紹介

「リモート接客ツールがあれば、お店にスタッフがいなくても対応できる?」
「ツールに興味はあるけれど、どのリモート接客ツールがいいかわからない」

リモート接客できるツールが気になっていても、「実際どういうものかわからない」「どのツールを選べばいいかわからない」という方は多いかもしれません。

リモート接客ツールとは、顧客とスタッフが物理的に離れた場所にいながら接客できるツールのことです。
近年では、商業施設の受付や展示スペース、不動産の案内、さらにはオンラインでの教育・保険相談など、さまざまな業種で活用が進んでいます。

しかしながら、「どんなツールがあるのか」「どう選べばいいか」「何ができるのか」が分からず、導入に踏み切れない方も少なくありません。

実際、ひとくちにリモート接客ツールといっても、使う端末や対応方式などはツールによってさまざまな種類・特徴があり、機能も異なります。

この記事では、リモート接客ツールの基本や種類、便利な機能、代表的なサービスの比較、そして選ぶときのチェックポイントまで、網羅的に解説しています。

この記事を読めば、自社の目的や必要な機能が明確になり、自社に最適なツールが見つかるはずです。

最後には、「まずは気軽に試してみよう」と思っていただけるような、現場目線のアドバイスも紹介しています。
リモート接客ツールの導入を前向きに検討したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1. リモート接客ツールとは

まずは、「リモート接客ツール」の定義や言葉の意味について、詳しく解説していきます。

感染症対策や働き方の多様化、人手不足などを背景に、対面接客を遠隔で行う仕組みが多くの業界で注目されています。
ただ、「Web接客」「オンライン接客」「遠隔接客」など似た言葉が多く、違いが分かりづらいと感じる方も多いのではないでしょうか。

この章では、「リモート接客ツール」の定義と、類似する言葉との違いをわかりやすく整理していきます。

1-1. リモート(遠隔)で接客できるツールのこと 

リモート接客ツールとは、リモート(遠隔)で接客できるツールのことをいいます。
つまり、顧客とスタッフが、物理的に離れた場所にいながら接客を行うことができるツールのことです。

リモートと聞くと「オンライン=インターネット越しの対応」を思い浮かべがちですが、単に「オンライン上での接客」だけではなく、「お客さんは実店舗にいてスタッフが端末から話しかける」という状況も「リモート接客」に含みます。

その他、以下のようにいろいろなリモート接客のパターンが考えられます。

リモート接客にツールを使うパターン例
・顧客が無人ショールームに設置された端末を操作して、本社スタッフがビデオ通話で対応する
・顧客もスタッフも別々の場所にいて、Zoomなどのツールでオンラインで接客する
・顧客とスタッフは同じ施設内にいるが、バックヤードから対応するなど物理的に離れて接客する
・顧客とスタッフは同じ場所にいるが、その場で本社や上司がリモートで参加して接客する
・無人の店舗やブースに顧客が訪れて、AIやアバターが自動で接客する

このようにいろいろなケースが想定されますが、スタッフと顧客が同じ場所にいなくても対面に近い接客を可能にするツール全般を指します。

1-2. オンライン接客ツール・Web接客ツールとの違い

リモート接客ツールに似た言葉として、「オンライン接客ツール」「Web接客ツール」「遠隔接客ツール」などがあります。
これらは明確に定義された言葉ではないものの、その言葉のイメージから、以下のように分類できます。

似ている言葉との違い
・リモート接客ツール:スタッフと顧客が「離れた場所」で対話型接客を行うツールのこと
・オンライン接客ツール:主に、インターネット越しに対話できるツールを指すことが多い
・遠隔接客ツール:店舗に端末を設置して、遠隔から接客をおこなうツールを指すことが多い
・Web接客ツール:サイト上で接客行為をおこなうツールを指し、チャットボットやレコメンド機能なども含むケースがある

この記事では、「顧客とスタッフが、物理的に離れた場所にいながら接客を行うことができるツール」を「リモート接客ツール」と呼びます。
つまり、「オンライン接客ツール」と「遠隔接客ツール」を両方含むイメージです。

ただし、チャットボットのようなテキストコミュニケーションでの対応は含めず、あくまで「お店で対面で接客するような、顔を合わせた対話」ができるツールを想定しています。

この視点をベースに、次章ではリモート接客ツールの種類について整理していきます。

2. リモート接客ツールの種類 ・特徴

早速「リモート接客ツール」の紹介に入りたいのですが、実は「リモート接客ツール」と一口にいっても、いろいろな種類があります。
たとえば、店舗にタブレットなどの端末を設置するタイプもあれば、顧客のスマホを介して接客するタイプもあります。

本章では、リモート接客ツールの種類を4つの視点から分類して、それぞれ特徴を解説していきます。

2-1. 分類1:使用端末による分類(店内設置型/オンライン型)

リモート接客ツールは、「どの端末を使ってリモート接客を受けるか」によって「店内設置型」と「オンライン型」の2つのタイプに分類できます。

【使用端末による分類(店内設置型/オンライン型)】

店内設置型

店舗や施設に専用端末を設置して、顧客はその端末を操作して接客を受ける

オンライン型

顧客は自宅や外出先から、自分のスマホ・パソコンでアクセスして接客を受ける

たとえば、無人の店舗や受付など、お昼休みなど無人や手薄になる時間帯がある店舗などでは、その場にタブレットなどを設置しておく「店内設置型」が多く使われます。

一方で、オンライン相談やカウンセリングなど予約制のサービスでは、顧客が自宅などから、自分のスマホやパソコンを使って指定された場所にアクセスして接客を受ける「オンライン型」が主流です。

どちらのスタイルを想定しているかによって、選ぶべきツールも異なってきます。
まずは自社の接客イメージに近いのはどちらかを考えてみると、ツール選びがスムーズになります。

2-2. 分類2:案内役による分類(スタッフ本人の実写型/アバター型)

リモート接客ツールは、顧客の画面にどのような「案内役」が表示されるかによっても種類が分かれます。
主に使われるのは、実際のスタッフの顔が映る「実写型」と、キャラクターなどが登場する「アバター型」の2種類です。

【案内役による分類(実写型/アバター型)】

実写型

接客するスタッフ本人の顔が画面に表示され、ビデオ通話のように会話するタイプ

アバター型

アニメ風キャラクターやシンプルなアバターが、代わりに表示されるタイプ
スタッフの音声をアバターが代弁することもある

たとえば、保険や不動産など信頼感が求められる業態や高価格帯の業態では、「実写型」がよく使われます。
顔を見ながら話すことで、安心感や納得感を与えやすくなるからです。

一方で、コンビニや商業施設の無人の受付、子ども向けサービスなどでは、「アバター型」のほうが親しみやすく、話しかけやすい雰囲気がつくれます。

また、高価格帯の業態であっても、「人に相談するのは心理的にハードルが高い」というユーザーの真理が働く場合には、あえてアバターを採用することで相談しやすくできた事例もあります。
顧客がどのような気持ちで接客を受けるかを考えながら、表示方法を選ぶことがポイントです。

2-3. 分類3:対応方式による分類(有人対応型/AI自動応答型/ハイブリッド)

リモート接客ツールは、誰がどのように対応するのかによっても種類が分かれます。
基本的には人がその都度対応する「有人対応型」と、AIが自動で応答する「AI自動応答型」、そして両方を組み合わせた「ハイブリッド型」の3つに分類できます。

【対応方式による分類(有人対応型/AI自動応答型/ハイブリッド)】

有人対応型
(一般的)

スタッフがリアルタイムで接客し、顧客と直接会話するタイプ

AI自動応答型

AIやチャット機能が、あらかじめ設定されたシナリオや情報をもとに自動で案内や回答を行うタイプ(※自由対話型も一部では登場している)

ハイブリッド型

基本はAIが対応し、必要に応じてスタッフが引き継ぐタイプ
有人対応と自動対応を組み合わせる

リモート接客ツールの中でもっとも一般的なのは、「有人対応型」です。
そもそもリモート接客は「リアルな対面接客の代わり」として導入されるケースが多く、「顧客の表情を見ながら、丁寧に説明したい」といったニーズに対応できるためです。

また、有人対応型は「Zoom」や「Google Meet」など、すでに多くの人が使っているビデオ通話ツールを活用すればすぐに導入できます。
そのため、この有人対応型をリモート接客に使う企業は多いと考えられます。

一方で、「人手が足りない」という課題を持つ企業には、「AI自動応答型」も魅力的な選択肢となるでしょう。

現在多く使われているのは、よくある質問や案内を事前に設定しておく「シナリオ型」のAIです。
音声やアバターを通して、簡単な受け答えや施設案内、商品紹介などを自動で行うことができます。

「ハイブリッド型」は、基本的な質問にはAIが対応し、必要なときだけ人が出てくるような設計にすることで、人手を効率的に活かしながら顧客満足度も維持できます。

接客の質を重視するなら有人対応が基本ですが、人手やコストの制約がある場合は、AIやハイブリッド型も有力な選択肢になります。
目的と体制に応じて、適切な対応方式を選ぶことが重要です。

2-4. 分類4:業種・職種による分類(販売/不動産/医療/アパレル/教育・士業など)

リモート接客ツールは、「どの業種・職種で使うか」によって、求められる機能や選ぶべきツールが大きく変わるケースがあります。
なぜならば、接客の内容や環境、顧客との関係性、必要な機能が業種によって異なるからです。

ここでは、業種・職種ごとに、向いているリモート接客ツールの特徴や選び方のポイントを紹介します。

2-4-1.(1)販売業(量販店・展示スペース・商業施設など):アバター採用ツールが人気

販売業は、人を常駐させにくい売場や、気軽に声をかけづらい環境での接客ニーズが高まっています。
求められる機能は、アバター表示や自動応答機能、接客の気軽さなどです。

タブレットやモニターに親しみやすいアバターを表示して、顧客に声をかけたり、操作を案内する形式の人気が高まっています。
量販店や展示スペースなどで、接客のきっかけをつくりやすいと評判です。

また、人手を削減できるというニーズから、商品案内や施設紹介など、定型的な内容をAIが自動で説明する形式も話題です。
スタッフ不在でも一定の案内ができる点が評価されています。

※高価格帯の商材やブランド重視の売場では、アバター型よりも落ち着いた実写型や有人対応が適している場合もあります。

2-4-2.(2)アパレル・化粧品 :高画質で商品の魅力を伝えられるツールが人気

アパレルや化粧品の接客では、商品の見た目や色味、質感の印象がとても大切です。
そのため、顧客と会話しながら、リアルタイムで商品を画面越しに見せるような接客が求められます。

顧客が「この色が似合うかどうか」や「肌に合うかどうか」などを気軽に相談できるようにするには、画質の良いカメラや、スムーズに映像が届く仕組みが必要です。

また、多くの顧客がスマホからアクセスすることを前提に、操作しやすいUIであることも重視されます。

実際の店舗での接客に近い距離感や空気感を、オンライン上でも再現できるツールが適しています。

2-4-3.(3)不動産業界:資料や間取り図などを共有できるツールが人気

不動産業界では、物件の紹介だけでなく、住宅ローンや契約の相談など、顧客ごとに異なるニーズに柔軟に応える必要があります。
そのため、資料や間取り図を画面上で共有しながら、わかりやすく説明できる機能が重要です。

また、物件の購入や賃貸契約は家族で相談して決めることも多く、複数人での同時接続ができる仕組みも役立ちます。
信頼関係を築くことが重視される業界なので、接客担当者の表情がしっかり伝わる、安定した映像通話も欠かせません。

2-4-4.(4)士業・保険相談:相談記録の管理・顧客情報との連携ができるツールが人気

士業や保険の相談業務では、顧客の話をじっくり聞き、個別の状況に応じた提案を行う必要があります。
そのため、リモート接客でも、落ち着いた雰囲気の中で安心して話せる環境が求められます。

顧客ごとに対応内容が異なるため、予約制で時間を確保し、個別対応に集中できる体制が適しています。
また、相談記録の管理や、顧客情報との連携がスムーズに行える仕組みも重要になります。

スタッフ側が過剰なシステム操作に追われることなく、目の前の相談に集中できる設計が理想的です。

2-4-5.(5)教育分野:ファイル送信や画面共有ができるツールが人気

教育分野では、進学相談や保護者対応といった、丁寧な対話が必要なシーンが多い特徴があります。
常時接続しているわけではなく、事前予約を受けて対応するスタイルが一般的です。

相談者の緊張をやわらげて落ち着いて話ができるようなUI設計や、音声・映像の安定性が重視されます。
また、相談前に資料を共有しておくことで、当日の対応がスムーズになるため、ファイル送信や画面共有といった機能もあると便利です。

教師や相談員が、対面と同じように丁寧な対応ができる環境を整えることがポイントです。

このように、リモート接客ツールは、業種によって求められる機能や使いやすさの基準が大きく異なります。
ツールを選ぶ際には、自社の業界に特化した機能や、同業の導入事例があるかどうかをチェックしておくと安心です。

3. リモート接客ツールに多く含まれる機能 

リモート接客ツールにはさまざまな機能がありますが、すべてのツールに同じ機能が搭載されているわけではありません。
そこでこの章では、リモート接客ツールに含まれる「マスト機能」として「ビデオ通話機能」を紹介したあと、「あると便利な機能」と「特定の状況下で必要な機能」も紹介していきます。

【リモート接客ツールに多く含まれる機能】

マスト機能

・ビデオ通話機能(顧客の顔を見ながら会話できる)

あると便利な機能

・画面共有機能(顧客にスタッフの画面を見せられる)
・チャット機能(話しながら文字でも補足できる)
・顧客情報取得機能(接客前に名前や要望を確認できる)
・予約・呼び出し機能(接客時間の予約・顧客からの呼び出しができる)
・接客記録管理機能(過去のやり取りをあとから確認できる)

状況に応じて使いたい機能

・アバター表示機能(実写の代わりにキャラクターが応対する)
・AI自動応答機能(スタッフの代わりに自動で案内できる)
・多言語対応機能(外国人顧客に多言語で接客できる)

自社の業種や接客スタイルに照らし合わせて、どの機能が必要かを見極める参考にしてください。

3-1. マスト機能:ビデオ通話機能(顧客の顔を見ながら会話できる)

ビデオ通話機能とは、スタッフと顧客が画面越しに顔を見ながら会話できる機能のことで、リモート接客ツールのなかで「核」となる、なくてはならない機能です。
この機能を使うことで、対面のように表情や視線を交えながら話すことができ、より自然で安心感のあるコミュニケーションが可能になります。

たとえば、士業や医療の相談では、顧客の反応を見ながら丁寧に説明する場面が多く、顔を見て話せることが重要です。
アパレルや化粧品の接客でも、商品の色味や質感を映像で伝えることができるため、リアルな接客に近い体験ができます。

この機能が特に役立つのは、「信頼感を大切にした接客」を求められる業種やシーンです。
顔が見えることで安心して話せると感じる顧客も多く、関係構築の助けにもなります。

ビデオ通話機能は、オンラインでも顧客との距離を縮めるための基本となる機能です。

3-2. あると便利な機能:チャット機能・顧客管理機能・対応記録機能・予約機能など

リモートでの接客自体は、ビデオチャット機能があれば最低限行えますが、ほかにも合ったほうが便利な機能があります。

3-2-1.画面共有機能(顧客にスタッフの画面を見せられる)

画面共有機能とは、スタッフが自分のパソコン画面を顧客にリアルタイムで見せられる機能のことです。
この機能を使うことで、店舗で資料を広げて説明するような感覚で、顧客と画面を共有しながら商品やサービスの内容をわかりやすく伝えることができます。

たとえば、不動産の接客では、物件の間取り図やローンシミュレーション表を画面に表示しながら説明できます。
教育分野であれば、カリキュラムやパンフレット、進学先の情報を一緒に確認しながら話を進められます。

士業や保険の相談でも、契約書類や提案資料を提示しながら対話を進める際に活用されます。

資料の内容を直接見せることで、理解を深めてもらいやすくなったり、ミスや誤解、お互いの認識の齟齬を防いだりする効果もあります。

3-2-2.チャット機能(話しながら文字でも補足できる)

チャット機能とは、通話中にスタッフが顧客に向けて文字で情報を送信できる機能のことです。
この機能を使うことで、聞き取りづらい内容を文字で補足したり、数字や固有名詞などを正確に伝えたりすることができます。

たとえば、士業や保険の接客では、契約条件や専門用語などを文字で提示することで理解を助けることができます。
医療や教育の現場でも、日時や連絡先といった情報をチャットで共有することで、聞き間違いを防げます。

この機能が特に役立つのは、「音声だけでは伝わりづらい情報を補足したい」シーンです。
文字で補足することで、顧客の不安を減らし、誤解や行き違いを防ぐ効果があります。

チャット機能は、スムーズで確実な接客を行うための補助的な手段として有効です。

3-2-3.顧客情報取得機能(接客前に名前や要望を確認できる)

顧客情報取得機能とは、接客の前に名前や相談内容などの情報を取得できる機能のことです。
この機能を使うことで、事前に顧客の希望や状況を把握し、よりスムーズに話を始めることができます。

たとえば、士業や保険の面談では、相談の概要を事前に入力してもらうことで、当日のやり取りが効率的になります。
教育や医療の分野でも、予約フォームから相談内容や体調の情報を入力してもらうことで、準備がしやすくなります。

この機能が特に役立つのは、「顧客対応を無駄なく的確に進めたい」シーンです。
顧客の状況に応じた提案がしやすくなり、満足度の高い接客につながります。

3-2-4.予約・呼び出し機能(接客時間の予約・顧客からの呼び出しができる)

予約・呼び出し機能とは、顧客が事前に接客時間を予約したり、好きなタイミングでスタッフを呼び出したりできる機能のことです。
この機能を使うことで、接客のタイミングをコントロールしやすくなり、スタッフの業務効率も向上します。

たとえば、教育や士業の相談では、事前予約によって時間を確保したうえで、落ち着いて対話できます。
無人の受付や展示スペースでは、顧客が画面上のボタンを押すだけでスタッフを呼び出す使い方も可能です。

この機能が特に役立つのは、「限られた人数で効率的に接客したい」シーンです。
事前に予定を調整したり、必要なときだけ接客を開始できるため、少人数運営にも対応しやすくなります。

3-2-5.接客記録管理機能(過去のやり取りをあとから確認できる)

接客記録管理機能とは、通話内容やスタッフのメモ、履歴などを保存・確認できる機能のことです。
この機能を使うことで、過去にどんな話をしたかをすぐに振り返ることができ、対応の一貫性を保つことができます。

たとえば、医療や士業では、相談内容を記録しておくことで、継続的な対応がしやすくなります。
また、複数のスタッフが交代で対応する現場では、引き継ぎのミスを防ぐためにも記録が重要です。

この機能が特に役立つのは、「継続的な対応やトラブル防止が必要な接客」シーンです。
録画データや履歴の活用により、業務改善やスタッフ教育にもつなげられます。

3-3. 状況に応じて使いたい機能:アバター表示・AI応答・多言語対応機能

リモート接客の目的によっては、アバター表示やAI自動応答、多言語対応もあると便利な機能です。

3-3-1.アバター表示機能(実写の代わりにキャラクターが応対する)

アバター表示機能とは、スタッフの顔を映す代わりに、キャラクターの映像を表示して接客できる機能のことです。
この機能を使うことで、顧客に親しみやすい印象を与えたり、話しかけやすい雰囲気をつくることができます。

たとえば、展示スペースや無人店舗、子ども向けサービスなどでは、キャラクターを通じた接客が自然に受け入れられやすくなります。
ブランドの世界観に合わせたアバターを用いることで、来店体験そのものをデザインすることも可能です。

この機能が特に役立つのは、「実写だと緊張を与えてしまう」または「無人でも対応感を演出したい」シーンです。
顧客との距離感を縮める工夫として活用されています。

3-3-2.AI自動応答機能(スタッフの代わりに自動で案内できる)

AI自動応答機能とは、事前に設定された質問と回答に基づき、AIが自動で顧客に案内を行う機能のことです。
この機能を使うことで、スタッフがいない時間帯や、定型的な質問が多い場面でも対応が可能になります。

たとえば、量販店や展示スペースでは、商品に関するよくある質問にAIが答えることで、来訪者の疑問をその場で解消できます。
一方で、士業や医療など、柔軟で丁寧な対応が求められる場面では、人による対応が中心になります。

この機能が特に役立つのは、「人手をかけずに基本的な案内を行いたい」シーンです。
AIに任せられる部分を明確に分けて活用することで、スタッフの負担を減らしながら接客効率を上げることができます。

3-3-3.多言語対応機能(外国人顧客に多言語で接客できる)

多言語対応機能とは、日本語以外の言語でも接客ができるようにするための機能のことです。
この機能を使うことで、外国人顧客にもスムーズに案内や説明を行うことができます。

たとえば、観光地や空港、免税店などでは、英語・中国語・韓国語などでの接客が求められる場面が多くあります。
ツールによっては、翻訳文をチャットで表示したり、スタッフと顧客の言語を自動で変換して会話できるものもあります。

この機能が特に役立つのは、「インバウンド対応や多国籍な顧客を想定したサービス」のシーンです。
訪日外国人の増加にともない、多言語対応のニーズも高まっています。

4. 目的別に選べる!おすすめのリモート接客ツール5選

遠隔から接客をおこなうことができる「リモート接客ツール」といっても多くの種類があり、ツールごとに機能や使い勝手、向いている業種は異なります。
どのツールを使うかを決めるうえでは、「自社の使いたい活用シーンで使えるか」や「業種や商流にあっているか」など、自分のビジネスにマッチしているかどうかが非常に重要です。

ここでは、目的や導入スタイルに応じておすすめできる代表的な5つのツールを紹介します。

【おすすめのリモート接客ツール5選】

ツール名

ツールの特徴

顧客端末

表示タイプ

対応方式

向いている業種・シーン

RURA

店舗設置型の呼び出し式遠隔接客

店内設置型

実写

有人対応

受付/無人ブース/不動産モデルルームなど

LIVE CALL

高画質ビデオ通話で接客品質が高い

オンライン型

実写

有人対応

アパレル/教育/美容/保険など

ビデオトーク

URLワンタップで即接続可能

オンライン型

実写

有人対応

医療/通販/自治体/高齢者向け窓口など

TimeRep

アバターと人を切り替えられる

店内設置型

アバター

有人対応(AI実装予定あり)

無人店舗/公共施設/企業受付など

WONDERGIRL powered by AVITA

アバター×生成AIで接客を自動化できる

店内設置型

アバター

生成AI+有人対応も可能

展示会/販売ブース/子ども向け施設など

それぞれのツールについて、さらに詳しく解説していきます。

4-1. RURA:店舗に設置してリアルな接客を行える

遠隔接客・リモート接客サービス「RURA」は、店舗に設置したモニターを通じて、遠隔地のスタッフがリアルタイムで接客を行うサービスです。

さまざまな業種で導入されており、複数店舗の接客を最小スタッフで行える点が支持されています。
導入実績の中には有名なホテルや銀行、旅行代理店、デパートなども含まれています。

「RURA」が選ばれている理由としては、来店を検知できるセンサーや通知機能、インバウンド対応が可能な翻訳機能、さまざまな端末との連携機能など、リモート接客の「質」を高める機能が多く搭載されているからです。

さらに、サービスが常に進化しており、こうした便利な機能が日々アップデートされるのも安心できるポイントです。

RURAの特徴
・顧客端末:店内設置型
・表示タイプ:実写(表情や動きと自動連携したアバター接客も可能)
・対応方式:AIではなく、遠隔にいる人(スタッフ)が対応
・向いている業種:ホテル・フィットネス・インフォメーション・ネットカフェ・葬儀・ゴルフなど

RURAの機能 
・来店をポップアップで通知する機能
・顧客からの呼び出しもできる
・顧客の端末の操作をリモートコントロールする機能
・翻訳機能を使うことで、インバウンド対応も可能
・アバター接客
・遠隔スタッフ間でのチャット機能
・画像にペン入れして案内するスケッチ機能
・入力した文字を顧客に表示するテキスト表示機能
・よくある質問を画面に表示してシナリオ対応する機能
・接客データや音声データを確認・分析できる機能

店舗に設置するタイプのなかでも「商談品質を落とさずに、リモートで接客したい」という企業におすすめです。

4-2. LiveCall :いろいろな形式のリモート接客に対応できる

オンライン接客ツール「LiveCall」は、ウェブサイトにウィジェットを埋め込むことで、ユーザーがサイトを閲覧しながらビデオ通話やチャットを行えるオンライン接客ツールです。
アプリ不要で使える手軽さで顧客にとっても使いやすいシステムとなっています。

「LiveCall」は、ビデオ通話や音声通話、チャット、画面共有、ファイル送信、通話録画、通話中の決済まで、ワンストップで対応可能な点が大きな特徴となります。
機能の一部(たとえば「ビデオ通話機能だけ」「オンライン商談だけ」など)に特化しているツールが多い中、「LiveCall」は「総合接客ツール」としての完成度が高いツールといえます。

LiveCallの特徴
・顧客端末:オンライン型(スマホ・PC)
・表示タイプ:実写
・対応方式:AIではなく、遠隔にいる人(スタッフ)が対応
・向いている活用シーン:接客・販売/無人カウンター/サイネージ/サポート窓口/現地確認・査定/本人確認・eKYCなど

LiveCallの機能 
・ビデオ通話・音声通話・テキストチャットに対応
・ワンタップで繋がる即時通話機能
・オペレーターの対応可能時間を公開して、予約から通話までを一元管理できる機能
・あらゆる端末・OSで使えるマルチプラットフォーム対応
・通話内容の録画・録音
・スタッフのパソコン画面を顧客に共有する画面共有機能
・オペレーターのログイン状況や予約状況、ユーザー情報などを一元管理できる機能
・API機能やカスタムも可能

「いろいろな形のリモート接客を試してみたい」という企業にぴったりのツールといえるでしょう。

4-3. ビデオトーク:ビデオ通話が簡単につながる手軽さが売り

ビデオ通話ツール「ビデオトーク」は、SMSで送信されたURLをクリックするだけでビデオ通話を開始できるサービスです。
アプリやアカウント登録不要でつながる「簡単さ」「シンプルさ」が一番の特徴であり、カスタマーサポートや診療、現場の確認などあらゆるシーンで活用することができます。

NTTグループが提供するサービスという信頼感もあり、大企業を含めて導入事例が多いのも特徴です。

ビデオトークの特徴
・顧客端末:オンライン型(スマホ・PC)
・表示タイプ:実写
・対応方式:AIではなく、遠隔にいる人(スタッフ)が対応
・向いている活用シーン:自治体の住民相談、医療機関の診療や経過観察、カスタマーサポート、不動産のIT重要事項説明、不動産の物件内見・内覧、損害保険の事故受付・損害確認、引越しなどの見積もり、金融機関・法律事務所の本人確認、リユースの査定など

ビデオトークの機能
・録画録音(対応状況の記録管理やノウハウ共有ができる)
・カメラ撮影送信(申請書類や現場状況の確認が可能)
・テキストチャット(音声が聞こえにくくなったときや伝えづらい情報をチャットで共有できる)
・リモートスクリーンショット(リモートで映像を静止画として撮影できる)
・画面共有(資料やパンフレットを顧客に共有できる)
・位置情報送信(スマホのGPS機能を利用して、顧客が通話している場所を地図表示できる)
・通話モニター(ビデオ通話状況をリアルタイムにモニタリングできる)
・API連携(既存システムと連携してシームレスなビデオ通話を実現できる)

多くの機能は不要で「誰でも確実にすぐつながること」を最優先したい企業に、特におすすめのサービスといえます。

4-4. TimeRep :アバターと人間の切替が可能(AIも実装予定)

リモート接客・遠隔接客システム「TimeRep(タイムレップ)」は、店頭に設置した端末を通してリモート接客ができるシステムで、アバターによるシナリオを用いた効率的な接客を実現します。

リアル店舗における接客業務の省人化・無人化を実現することに重きを置いており、アバターを使って話しかけやすい接客を実現しつつ必要なタイミングで人が対応するというハイブリッドな運用が可能です。

TimeRepの特徴
・顧客端末:店内設置型
・表示タイプ:アバター
・対応方式:人が対応(AIは今後実装予定)
・向いている活用シーン:窓口業務(銀行・ショップ)、インフォメーション(空港、駅、市役所、ホテル)、セルフ端末サポート(精算機、チェックイン機、レジ)無人店舗(ショールーム、シェアオフィス)、観光案内、商品案内

TimeRepの機能
・オペレーターの画面やファイルを顧客に画面共有する機能
・100言語以上に対応するAIリアルタイム翻訳機能
・あらかじめ作成したシナリオによる、問い合わせの一部自動化機能
・リアルタイムでの設置場所のモニタリング
・オペレーターからカスタマー端末への声掛け
・ログインが不要なゲストURLを発行できる機能
・対応履歴を残しておける、カスタマイズ接客メモ
・人を検知して通知できる来店通知機能
・録音・録画機能
・LINE連携機能
・通話内容の文字起こし・自動分析
・AIソリューション連携(アバターによる対応自動化など)を実装予定

「複数店舗を1人のオペレーターで管理したい」「無人店舗を実現したい」という企業におすすめです。

4-5. WONDERGIRL powered by AVITA :生成AIを活用した自動応答が可能

WONDERGIRL powered by AVITA」は、生成AIによる自動応対と、オペレーター(人)による応対の切り替えが可能な、次世代型のAI接客アバターサービスです。

Webブラウザ上で動作して、音声やテキストによる双方向のやりとり、さらに有人での遠隔対応も可能
会話内容の記録・蓄積機能により、接客品質の向上や顧客ニーズの可視化にも貢献します。

「生成AIによる自動対応」が可能なので、シナリオに沿った対応だけでなく、さらに幅広いシチュエーションで対応でき、対応品質を高めることができます。

WONDERGIRL powered by AVITAの特徴
・顧客端末:店内設置型・オンライン型
・表示タイプ:アバター
・対応方式:ハイブリッド(AI+人)
・向いている活用シーン:店舗での無人受付、施設での館内案内、自治体での行政手続きナビゲーション、展示会・イベントでの商品紹介、動画ナビゲーション、Webサイト上でのカタログ検索補助、受発注サポート

「有人対応だけ・AI接客だけではなく両方のいいとこ取りをしたい」「AIボットのような簡易的な対応でなく、柔軟な対応をAIで実現したい」という企業におすすめです。

5. リモート接客ツールを選ぶときの5つのチェックポイント

前章では具体的なおすすめリモート接客ツールを紹介しました。
気になるツールは見つかりましたでしょうか。

リモート接客ツールを導入する際は、ただ機能が多ければ良いというわけではありません。
自社の目的や現場の体制に合っているかを確認しながら選ぶことで、スムーズに運用でき、失敗を防ぐことができます。

この章では、導入前に必ず確認しておきたい5つのチェックポイントについて解説していきます。

5-1. 目的に合っているか?(販売・相談・受付など)

まず確認すべきは、「何のためにリモート接客を導入するのか」です。
リモート接客ツールには、商品の魅力を伝えるための「販売向け」、専門的な説明を丁寧に行う「相談向け」、無人受付の代替となる「案内・受付向け」など、用途によって向いているタイプが異なります。

たとえば、商品説明に力を入れたいアパレル店舗であれば、画面共有や高画質な映像通話があるツールが向いています。
一方で、無人の受付やモデルルームなどでは、来訪者が端末を操作して呼び出す方式が適している場合もあります。

導入目的が明確でないままツールを選んでしまうと、「必要な機能が足りない」「使いにくい」と感じる原因になります。
まずは「自社が解決したい課題は何か」を明確にした上で、機能や設計の方向性を絞り込むことが大切です。

5-2. スタッフ体制に合っているか?(常時対応・呼び出し制・予約制など)

リモート接客ツールは、現場のスタッフ体制に合った運用ができるかどうかを確認することが大切です。
ツールによっては、「スタッフが常時ログインして対応する前提」になっているものもあれば、「顧客が呼び出したときだけ対応すればいい」仕組みになっているものもあります。

たとえば、少人数で複数店舗を管理している企業であれば、来店があったときだけ対応する「呼び出し型」の方が現実的です。
逆に、予約制でじっくり接客する業種では、スタッフが対応時間にあわせて常時接続しておく形がスムーズです。

自社の人員配置や営業時間にあわせて、無理のない対応ができるツールを選ぶことで、長期的な運用負担を減らせます。

5-3. 操作が簡単か?(顧客にとっての使いやすさも重要)

ツールを導入する上で、「誰でも直感的に使えるかどうか」は非常に重要なポイントです。
とくに接客現場では、ITに不慣れなスタッフや、スマホに慣れていない顧客も利用する可能性があります。

ツールの中には、「顧客にURLを送るだけで接続できるもの」「アプリ不要でブラウザだけで通話できるもの」など、操作が簡単な設計になっているものもあります。

たとえば、受付用のタブレットを設置する場合でも、「呼び出しボタンを押すだけ」で接続できるようになっていれば、来訪者側の負担を減らせます。
「便利そうに見えても、実際に現場で使いこなせない」ことが失敗の原因になりやすいため、導入前にはデモや無料トライアルで操作性を確認するのが理想です。

5-4. 予算に合っているか?(初期費用・月額・従量課金など)

リモート接客ツールの料金体系は、ツールによって異なります。
どのような体系でいくらなのか、事前にコスト感を確認しておくことが必要です。

月額費用が固定で決まっているサービスもあれば、利用時間や通話回数に応じた従量課金制というサービスもあります。
どちらが自社に合っているかを十分に検討する必要があります。

たとえば、使用頻度が少ない業種では従量課金型の方がコストを抑えやすく、頻繁に利用する場合は定額制の方が割安になることもあります。

また、ハードウェア(タブレット端末やスタンドなど)の導入コストや初期設定費用もかならず確認しましょう。
導入時に特別な機材の用意が必要ないサービスもあれば、店舗に設置する端末を一式用意しなければならないサービスもあります。

料金表だけでなく、導入までに必要な全体費用を見積もるようにしましょう。

ただし、問い合わせてみるまでいくらかわからないサービスもあります。
まずは「トライアル(無料お試し)」から始めてみて、価格とのバランスを検討しながら使用感を確かめるのがおすすめです。

5-5. その他の拡張性・導入サポートなども確認しよう

ある程度候補を絞れてきたら、ツール単体の機能や価格だけでなく、既存システムとの連携性(拡張性)や導入サポートなども忘れず確認しましょう。

たとえば、顧客情報を管理しているCRMや予約システムなどと連携できるツールであれば、社内業務の効率が格段に上がります。
また、操作マニュアルの提供や導入支援が手厚いサービスであれば、現場のスタッフ教育にも役立ちます。

細かい機能はツールによって異なります。
あまりに機能が多くてもオーバースペックになりかねませんが、リモート接客の質を上げるためには「かゆいところに手が届く細かい機能」が重要となります。

最終的に導入するツールをどれにするか迷ったら、実際に顧客を接客するときにスムーズに行えるツールを選ぶと良いでしょう。
また、困ったときにすぐサポートしてくれるツールも心強くておすすめです。

「とりあえず使える」だけでなく、「将来的にも活用しやすいかどうか」という視点でツールを選ぶことが、長く使い続けられるポイントです。

6. まずは無料トライアル!リモート接客は小さく始めてみるのがおすすめ

ここまで、リモート接客ツールの定義や種類、多く含まれる機能、おすすめのツール、選ぶ時のポイントまで詳しく解説してきました。
5章で紹介したように、リモート接客ツールの導入を検討する際は、「目的に合っているか」「スタッフ体制に合っているか」など、ご紹介したようなポイントをしっかり確認することが大切です。

ただし、事前にどれだけ情報を集めても、実際に使ってみなければ分からないことも多いのが本当のところです。
導入前に集めた情報で決めてしまうよりも、まずは気になるツールを試してみることの方が、結果的に判断の近道になることもあります。

リモート接客ツールの多くは、無料トライアルや少人数から始められるプランを用意しており、大きな初期投資を必要としないものがほとんどです。
「まずは受付業務から」「まずは1店舗だけ」など、小さなスタートでも十分に効果を体感できるはずです。

実際に使ってみれば「使いやすいポイント」と「使いづらいポイント」が体感できますし、トライアル期間中にスタッフの使用感や顧客の反応を見て、本格導入の可否を判断することもできます。

迷っている方は、まずは1社だけでもトライアルから始めてみることをおすすめします。
いきなり完璧な運用体制を整える必要はありません。
まずは現場で一歩を踏み出すことが、最適な選択につながります。

「アバターAIによる自動応答」と「必要に応じた有人対応」を両立できる
ハイブリッド型リモート接客ツール「WONDERGIRL powered by AVITA」

「定型対応を自動化したい」「でも品質も妥協したくない」
そんなリモート接客ツールをお探しなら、「WONDERGIRL powered by AVITA」をご検討ください。

「WONDERGIRL powered by AVITA」は、生成AIによる自動応対と、オペレーター(人)による応対の切り替えが可能な、次世代型のAI接客アバターサービスです。

Webブラウザ上で動作し、音声やテキストによる双方向のやりとり、さらに有人での遠隔対応も可能。会話内容の記録・蓄積機能により、接客品質の向上や顧客ニーズの可視化にも貢献します。

多くのAI接客ツールは「AI前提」で設計されていますが、このツールはもともと有人対応からスタートし、後からAIを組み込んだ設計になっているため、他にはない柔軟性と接客品質の高さが強みです。
「複雑な問い合わせには人が対応」「基本的な案内はAIで効率化」といった場面に応じた切り替えができるため、対応可能なシーンが広く、顧客満足度を損なわずに省人化を実現できます。

導入実績豊富なAVITA株式会社が運営するアバター接客サービス「AVACOM」のパートナープログラムに参画しており、その「AVACOM」を活用したサービスとなります。

まずはぜひお気軽にお問い合わせください。

\デモ体験のお申し込みやお問い合わせはこちらからどうぞ!/

7.まとめ

本記事では「リモート接客ツール」について解説してきました。最後に、要点を簡単にまとめておきます。

◆リモート接客ツールとは
・リモート(遠隔)で接客できるツールのこと
・オンライン接客ツール・Web接客ツールとの違い

◆リモート接客ツールの種類・特徴
・分類1:使用端末による分類(店内設置型/オンライン型)
・分類2:案内役による分類(スタッフ本人の実写型/アバター型)
・分類3:対応方式による分類(有人対応型/AI自動応答型/ハイブリッド)
・分類4:業種・職種による分類(販売/不動産/医療/アパレル/教育・士業など)

◆リモート接客ツールに多く含まれる機能
・マスト機能:ビデオ通話機能(顧客の顔を見ながら会話できる)
・あると便利な機能:チャット機能・顧客管理機能・対応記録機能・予約機能など
・状況に応じて使いたい機能:アバター表示・AI応答・多言語対応機能

◆目的別に選べる!おすすめのリモート接客ツール5選
・RURA:店舗に設置してリアルな接客を行える
・LiveCall:いろいろな形式のリモート接客に対応できる
・ビデオトーク:ビデオ通話が簡単につながる手軽さが売り
・TimeRep:AI×アバターによるハイブリッド接客が可能
・WONDERGIRL powered by AVITA:生成AIを活用した自動応答が可能

◆リモート接客ツールを選ぶときの5つのチェックポイント
・目的に合っているか?(販売・相談・受付など)
・スタッフ体制に合っているか?(常時対応・呼び出し制・予約制など)
・操作が簡単か?(顧客にとっての使いやすさも重要)
・予算に合っているか?(初期費用・月額・従量課金など)
・その他の拡張性・導入サポートなども確認しよう

まずは気になるツールを試してみるのがおすすめです。

「アバターAIによる自動応答」と「必要に応じた有人対応」を両立できる、ハイブリッド型リモート接客ツール「WONDERGIRL powered by AVITA」が気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。

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