
半導体市場は、AI・車載・データセンター・IoT分野の拡大を背景に、引き続き成長を続けています。
それに伴い、半導体関連企業にとって展示会は単なる認知施策ではなく、新規リード獲得や商談創出につながる重要な営業チャネルになっています。
一方で、展示会によって来場者層や商談化しやすさは大きく異なります。
「とりあえず有名だから出展する」という選び方では、十分な成果につながらないケースも少なくありません。
そこで本記事では、2026年6月時点で注目されている半導体関連展示会を一覧で比較しながら、それぞれの特徴や出展メリットを解説します。
さらに、展示会でリード獲得を最大化するためのポイントについても紹介します。
2026年〜2027年に開催される主な半導体関連の展示会はこちら。
| 展示会名 | 会期 | 会場 |
| ネプコン ジャパン[秋] | 2026年9月9日(水)〜11日(金) | 幕張メッセ |
| CEATEC 2026 | 2026年10月13日(火)〜16日(金) | 幕張メッセ |
| SEMICON Japan 2026 | 2026年12月9日(水)〜11日(金) | 東京ビッグサイト |
| [大阪]ネプコン ジャパン | 2027年5月12日(水)〜14日(金) | インテックス大阪 |
| JPCA Show 2027 | 2027年6月2日(水)〜4日(金) | 東京ビッグサイト |
半導体関連の展示会は、以下のサイト等で探すこともできます。
・「展示会ナビ」を見る
・「OpenEXPO」を見る
・セミコンポータルの「イベントカレンダー」を見る
最後まで読めば、知りたいことがわかるでしょう。
この記事で、あなたの会社が自社に適した展示会を見つけて出展できるよう願っています。
目次
1.半導体展示会の選び方【失敗しないための3つの視点】

半導体関連展示会は数多く開催されていますが、展示会ごとに来場者層や商談の傾向は大きく異なります。
成果につなげるためには、自社の目的やターゲットに合った展示会を選ぶことが重要です。
1-1.ターゲット顧客で選ぶ
半導体関連展示会といっても、対象領域はさまざまです。
例えば、SEMICON Japanは半導体サプライチェーン全体をカバーしており、装置・材料・製造・検査・設計など幅広い企業が集まります。
一方、ネプコン ジャパンは電子部品や実装・製造技術に強みがあり、製造業寄りの商談が活発です。
自社が狙うターゲットによって、出展すべき展示会は変わります。
主なターゲット例
- 半導体製造装置メーカー
- 材料・部材メーカー
- ファウンドリ関連
- 実装・EMS企業
- 研究機関・大学
- 商社・代理店
展示会を選ぶ際は、「どのような顧客に会いたいのか」を最初に整理することが重要です。
1-2.商談型か、技術発信型かで選ぶ
展示会には、大きく分けて以下2つのタイプがあります。
タイプ | 特徴 |
商談型 | リード獲得・案件化を目的とする |
技術発信型 | 研究発表・ブランド認知が中心 |
例えば、ネプコンは比較的「商談型」の色が強く、具体的な導入相談につながりやすい傾向があります。
一方、SPIEなど国際カンファレンス系は、研究者や技術者との交流・技術発信の意味合いが強くなります。
「認知を広げたい」のか、「商談につなげたい」のかによって、おすすめの展示会は変わります。
1-3.開催エリアで選ぶ
近年は東京だけでなく、関西・九州エリアの半導体投資も拡大しています。
特に関西圏では製造業との接点が強く、西日本市場を狙う企業にとっては、関西開催の展示会も有力な選択肢になっています。
地域性によって来場企業や商談テーマが異なるため、自社の営業戦略と合わせて検討することが重要です。
2.主要な半導体展示会一覧と特徴・出展メリット

半導体関連の主要展示会を、特徴や向いている企業、リード獲得のしやすさなどの観点から比較しました。
出展目的に合わせて、自社に適した展示会を選ぶ際の参考にしてください。
| 展示会 | 会期 | 会場 | 特徴 | 向いている企業 | 目的 | リード獲得力 | 商談化 |
| ネプコン ジャパン[秋] | 2026年9月9日(水)〜11日(金) | 幕張メッセ | 実装・製造技術に強い | 装置・EMS・部品関連企業 | 商談創出・案件化 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| CEATEC 2026 | 2026年10月13日(火)〜16日(金) | 幕張メッセ | 技術×社会実装 | ソリューション企業 | 認知拡大・ブランディング | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| SEMICON JAPAN 2026 | 2026年12月9日(水)〜11日(金) | 東京ビッグサイト | 業界最大級・網羅型 | 幅広い半導体関連企業 | 幅広いリード獲得・業界ネットワーク構築 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| [大阪]ネプコン ジャパン | 2027年5月12日(水)〜14日(金) | インテックス大阪 | 西日本市場に強い | 地方製造業向け企業 | 関西・中部エリアの新規開拓 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| JPCA Show 2027 | 2027年6月2日(水)〜4日(金) | 東京ビッグサイト | 電子回路・実装・パッケージングに強い | PCB・基板・実装・材料・検査関連企業 | 実装領域の商談創出・技術発信 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
展示会ごとに強みや来場者層は異なるため、「どのような成果を目指すのか」を明確にした上で選定することが重要です。
ここからは、それぞれの展示会の特徴や出展メリットについて詳しく見ていきます。
2-1.SEMICON JAPAN(セミコンジャパン)
会期 | 2026年12月9日(水)〜11日(金) |
会場 | 東京ビッグサイト |
来場者数 | 12万1,267人(2025年実績) |
SEMICON Japanは、日本を代表する半導体関連展示会の一つです。
半導体製造装置、材料、検査、パッケージング、AI、車載など、サプライチェーン全体をカバーしています。
海外企業や大手メーカーの来場も多く、グローバル視点での商談機会を得やすい点が特徴です。
| 出展メリット |
|
一方で、来場者数が多い分、ブース設計や訴求内容に差別化が求められます。
2-2.ネプコン ジャパン(東京)
会期 | 2026年9月9日(水)~11日(金) |
会場 | 幕張メッセ |
出展社数 | 322社(2025年実績) |
来場者数 | 3万905人(2025年実績) |
ネプコン ジャパンは、エレクトロニクス実装・製造分野に強い展示会です。
比較的「商談色」が強く、具体的な設備導入やパートナー検討につながりやすい傾向があります。
| 出展メリット |
|
短期的なリード獲得を重視する企業に向いています。
2-3.[大阪]ネプコン ジャパン
会期 | 2027年5月12日(水)〜14日(金) |
会場 | インテックス大阪 |
出展社数 | 268社(2026年実績) |
来場者数 | 2万6,145人(2026年実績) |
関西エリアの製造業との接点を作りたい企業に適した展示会です。
西日本エリアでは半導体関連投資も進んでおり、新規開拓チャネルとして注目されています。
| 出展メリット |
|
東京開催とは異なる来場者層にアプローチできる点も魅力です。
2-4. JPCA Show
会期 | 2027年6月2日(水)〜4日(金) |
会場 | 東京ビッグサイト |
出展社数 | 442社(2025年実績) |
来場者数 | 4万9,206人(2026年実績) |
JPCA Showは、電子回路・プリント基板・実装技術分野を中心とした国内有数の展示会です。
近年は、半導体パッケージングや高密度実装、材料・検査技術など、半導体関連領域との結びつきも強まっています。
特に、電子部品・基板・実装・検査などのサプライチェーン企業との接点を作りやすく、実務レベルの商談につながりやすい点が特徴です。
また、同時開催展も多く、電子機器・実装関連企業との幅広いネットワーク構築にも活用されています。
| 出展メリット |
|
半導体そのものだけでなく、周辺技術や実装領域への展開を強化したい企業に適した展示会です。
2-5.CEATEC
会期 | 2026年10月13日(火)〜16日(金) |
会場 | 幕張メッセ |
出展社数 | 810社(2025年実績) |
来場者数 | 9万8,884人(2025年実績) |
CEATECは、テクノロジーと社会実装をテーマにした総合展示会です。
半導体単体というよりも、AI・IoT・DXなど幅広いテーマとの関連性が強く、新規事業やブランディング目的で活用されるケースが増えています。
| 出展メリット |
|
一方で、純粋な半導体商談に特化しているわけではないため、目的設計が重要です。
3.半導体展示会に出展するメリット

半導体展示会は、単なる製品PRの場ではありません。
新規リード獲得や市場調査、ブランド認知など、さまざまなマーケティング効果が期待できます。
3-1.短期間で多くのリードを獲得できる
展示会では、短期間で多数の見込み顧客と接点を持つことができます。
特にBtoB領域では、オンラインだけでは接触しづらい企業担当者と直接コミュニケーションできる点が大きなメリットです。
3-2.対面で信頼構築しやすい
半導体・製造業分野では、技術理解や信頼性が重視されます。
対面での説明やデモを通じて、製品理解を深めてもらいやすく、オンライン施策だけでは得られない関係構築につながります。
3-3.市場動向や競合動向を把握できる
展示会は営業だけでなく、市場調査の場としても有効です。
競合企業の訴求内容や、来場者の関心テーマを把握することで、今後のマーケティング戦略にも活かせます。
4.よくある失敗と課題

一方で、展示会に出展したものの、「思ったほど成果につながらなかった」というケースも少なくありません。
成果を最大化するためには、よくある失敗パターンを事前に把握しておくことが重要です。
4-1.名刺は集まるが、商談につながらない
展示会でよくあるのが、「名刺は100枚以上集まったものの、実際の商談につながったのは数件だけ」というケースです。
これは、ターゲット設計やブース訴求、フォロー設計が不十分な場合に起こりやすくなります。
4-2.ブース前で立ち止まってもらえない
半導体展示会では競合も多く、単なる製品説明だけでは来場者の興味を引きにくくなっています。
特に近年は、「何を解決できるのか」を瞬時に伝えるメッセージ設計が重要です。
4-3.展示会後のフォローができていない
展示会後に適切なフォローが行われず、せっかく獲得したリードが失注するケースも少なくありません。
展示会は“当日”だけでなく、出展前後を含めたマーケティング設計が重要です。
5.展示会の成果を最大化するポイント

展示会は、出展するだけで成果が出るわけではありません。
事前準備から当日の導線設計、展示会後のフォローまで、一連のマーケティング設計が重要になります。
5-1.出展前に集客導線を作る
近年は、展示会前に情報収集を行う企業担当者も増えています。
そのため、SEO記事やLP、メール施策などを活用し、事前接点を作ることが重要です。
5-2.ブース設計と訴求を最適化する
来場者は短時間で多数のブースを見ています。
そのため、
- 一瞬で伝わるキャッチコピー
- ターゲットに合った訴求
- 動線設計
などが成果に直結します。
5-3.展示会後のナーチャリングを行う
展示会で獲得したリードは、継続的な情報提供によって商談化率を高めることができます。
メールマーケティングやコンテンツ活用を組み合わせることで、中長期的な案件創出につながります。
特に半導体・製造業領域では、専門性が高いからこそ、展示会設計・訴求・フォロー体制によって成果に大きな差が生まれます。
(以下囲みで展示会サポートのCTA)
| 展示会出展の成果を最大化したい方へ |
展示会は、「出展すること」自体が目的になってしまうケースも少なくありません。 しかし実際には、
によって、成果は大きく変わります。 こんな課題をお持ちの企業におすすめです
主な支援内容
「出展して終わり」ではなく、成果につながる展示会活用を実現したい方は、お気軽にご相談ください。 |
6.まとめ
半導体展示会は、リード獲得や商談創出につながる重要な営業・マーケティング施策です。
一方で、展示会ごとに特徴や来場者層は大きく異なるため、自社の目的やターゲットに合わせて選定することが重要です。
特にSEMICON Japanやネプコンシリーズは、半導体・製造業分野において有力な展示会として注目されています。
また、成果を最大化するためには、展示会当日だけでなく、事前集客やアフターフォローまで含めた戦略設計が欠かせません。
自社に合った展示会を選び、 BtoBマーケティング戦略の一部として活用することで、継続的なリード獲得や商談創出につなげていきましょう。
7.半導体展示会に関するよくある質問(FAQ)
7-1.半導体関連の展示会はどれに出展すべき?
出展すべき展示会は、自社のターゲットや目的によって異なります。
例えば、幅広い半導体関連企業との接点を作りたい場合は「SEMICON Japan」、実装・製造業向けの商談を重視する場合は「ネプコン ジャパン」が有力です。
また、西日本エリアの新規開拓を強化したい場合は、関西開催の展示会も有効な選択肢になります。
7-2.SEMICON Japanとネプコン ジャパンの違いは何?
SEMICON Japanは、半導体サプライチェーン全体をカバーする総合型展示会です。
装置・材料・検査・設計・AI・車載など、幅広い領域の企業が集まります。
一方、ネプコン ジャパンは、実装・製造技術や電子部品関連に強みがあり、比較的商談色が強い展示会です。
そのため、
- 幅広いネットワーク構築 → SEMICON Japan
- 商談・案件化重視 → ネプコン ジャパン
という形で使い分ける企業も多く見られます。
7-3.展示会でリード獲得を成功させるポイントは?
展示会で成果を出すためには、当日の運営だけでなく、事前・事後を含めた設計が重要です。
特に以下の3点が成果に大きく影響します。
- 出展前の集客施策(SEO・メール・LP)
- ブース設計や訴求メッセージ
- 展示会後のフォロー・ナーチャリング
単に出展するだけではなく、「誰に・何を・どう伝えるか」を戦略的に設計することが重要です。
7-4.半導体展示会ではどのような企業が来場する?
半導体関連展示会には、以下のような企業・担当者が来場します。
- 半導体メーカー
- 製造装置メーカー
- 部材・材料メーカー
- 電子部品メーカー
- EMS企業
- 商社・代理店
- 研究機関・大学
- 技術開発・購買・経営企画担当者
展示会によって来場者層は異なるため、自社のターゲットと合っているかを事前に確認することが重要です。
7-5.展示会で商談につながらない原因は?
よくある原因としては、以下が挙げられます。
- ターゲット設定が曖昧
- ブース訴求が伝わりにくい
- 製品説明だけになっている
- 展示会後のフォローが不足している
特に半導体・製造業分野では、専門性が高いため、「技術説明」だけでは差別化しづらい傾向があります。
来場者の課題に合わせて、導入メリットや活用イメージを分かりやすく伝えることが重要です。
#展示会 #半導体






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