
展示会への出展は、新規顧客との接点を増やし、自社の商品・サービスを直接アピールできる有効な営業施策です。
一方で、出展料やブース装飾費、販促物の制作費など、まとまった費用がかかるため、予算面で悩む企業も少なくありません。
そこで活用したいのが、国や自治体、支援機関が実施している展示会出展向けの補助金・助成金です。
制度によっては、出展料やブース設営費、販促物制作費、オンライン展示会の出展費用などが補助対象になる場合があります。
【この記事でわかること】
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本記事では、2026年時点で展示会出展に活用しやすい補助金・助成金を整理し、選び方や申請時の注意点、出展成果につなげるための活用方法をわかりやすく解説します。
展示会出展の費用負担を抑えながら、より効果的にリード獲得や商談創出を目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. 展示会出展に使える補助金・助成金とは?

展示会出展に使える補助金・助成金とは、販路開拓や新規顧客獲得を目的とした展示会出展費用の一部を支援する制度です。
展示会には、出展料やブース装飾費、販促物制作費などさまざまな費用がかかります。
補助金・助成金を活用できれば、費用負担を抑えながら、自社の商品・サービスを見込み顧客にアピールしやすくなります。
ただし、制度ごとに対象事業者、対象経費、補助率、上限額、申請期限は異なります。出展を決める前に、公募要領で条件を確認しておくことが重要です。
1-1. 補助金と助成金は受給までの流れが異なる
補助金と助成金は、どちらも事業にかかる費用の一部を支援する制度ですが、申請から受給までの流れに違いがあります。
一般的に、補助金は予算や採択件数に上限があり、申請内容をもとに審査が行われます。
そのため、要件を満たしていても必ず受給できるわけではありません。展示会出展の目的や販路開拓の計画、期待される成果などを申請書で具体的に示す必要があります。
一方、助成金は、定められた要件を満たして申請すれば受給しやすい制度が多いとされています。
ただし、助成金も制度ごとに申請期限や対象経費、必要書類が定められており、条件を満たさない場合は受給できません。
展示会出展で制度を活用する際は、「補助金か助成金か」だけで判断せず、審査の有無、申請期限、対象経費、受給までの期間を確認しておきましょう。
1-2. 展示会出展費・ブース装飾費・販促物制作費などに活用できる
展示会関連の補助金・助成金は、出展に直接かかる費用だけでなく、来場者に商品・サービスを伝えるための制作費にも活用できる場合があります。
主な対象経費には、出展料、小間料、ブース装飾費、展示パネルやパンフレットの制作費、動画・営業資料の制作費、輸送費、通訳・翻訳費などがあります。
ただし、対象経費は制度ごとに異なります。
通常業務で使う備品購入費や、展示会との関係が薄い広告費などは対象外になることがあるため、公募要領で確認しましょう。
1-3. オンライン展示会が対象の制度もある
制度によっては、会場で開催されるリアル展示会だけでなく、オンライン展示会やWeb展示会への出展費用も対象になります。
オンライン展示会は、地域を問わず見込み顧客に情報を届けやすく、移動や宿泊の負担を抑えられる点が特徴です。
リアル展示会と組み合わせることで、展示会前後の情報発信や商談フォローにも活用できます。
ただし、オンライン展示会への対応範囲は制度によって異なります。
公募要領に「オンライン展示会」「Web展示会」「インターネットを利用した展示会」「バーチャル展示会」などの記載があるかを確認しましょう。
また、対象になるのが出展料のみなのか、掲載ページや動画コンテンツなどの制作費まで含まれるのかも制度ごとに異なります。
申請前に、どの費用が対象になるかを整理しておくことが大切です。
1-4. 補助金は「出展すること」ではなく「販路開拓」が目的
展示会出展向けの補助金・助成金は、展示会に出ること自体ではなく、販路開拓や商談創出につなげることを目的とした制度です。
そのため、申請時には「どの展示会に出展するか」だけでなく、誰に何を訴求し、どのように受注や問い合わせにつなげるのかを示す必要があります。
たとえば、以下のような内容を整理しておくと、事業計画を立てやすくなります。
- 狙いたい顧客層
- 出展する商品・サービスの強み
- 名刺獲得数や商談数の目標
- 展示会後のフォロー方法
- 今後の販路拡大へのつながり
補助金を有効に活用するには、費用を抑えるだけでなく、展示会の成果を高める準備が欠かせません。
ブース設計、展示パネル、パンフレット、当日の運営、出展後の営業フォローまで一貫して考えることで、補助金をより効果的な投資にできます。
2. 展示会・オンライン展示会に使える主な補助金・助成金一覧【2026年版】

展示会出展に使える補助金・助成金は、国だけでなく、都道府県や市区町村でも実施されています。
制度によって対象地域、補助率、上限額、対象経費が異なるため、自社の所在地や出展内容に合わせて確認しましょう。
| ※当記事でご紹介している情報は「2026年6月時点」のものです。補助金・助成金は募集状況や条件が変更される場合があるため、申請を検討する際は必ず各制度の公式サイトで最新情報を確認してください。 |
2-1. 展示会出展に活用しやすい主な補助金・助成金
ここでは、2026年6月時点で展示会出展に活用しやすい主な補助金・助成金を紹介します。
| 制度名 | 対象地域 | 主な対象 | 補助・助成額の目安 | 特徴 |
| 展示会出展助成事業 | 東京都 | BtoB展示会への出展費用等 | 最大150万円、助成率2/3以内 | 都内中小企業向け。2026年4月〜2027年1月の規定日に受付 |
| 中小企業等の展示会出展費用補助 | 東京都中央区 | 展示会・インターネット展示会への出展 | 最大30万円、補助率2/3 | 中央区内事業者向け。オンライン展示会も対象 |
| 小規模事業者持続化補助金 | 全国 | 展示会等出展費、広報費、ウェブサイト関連費等 | 通常枠は上限50万円、補助率2/3など | 小規模事業者の販路開拓を支援。オンライン展示会・商談会も対象になり得る |
| 中小企業販路拡大事業支援補助 | 東京都千代田区 | 展示会出展、オンライン展示会出展 | 最大10万円、条件により20万円 | 展示会のオンライン開催も対象 |
| 販路拡大支援事業助成金 | 東京都江戸川区 | 展示会出展、オンライン展示会等 | 最大10万円など | オンライン展示会に関する提出資料の記載あり |
| 経営力強化補助金(販路拡大事業) | 東京都八王子市 | 展示会・オンライン展示会出展、商談会参加等 | 一般型最大50万円、海外型最大100万円、補助率2/3以内 | 展示会出展や海外販路拡大に活用できる |
| 展示会等出展支援補助金 | 大阪府豊中市 | 展示会・オンライン展示会の出展料 | 上限15万円、補助率1/2 | 2026年度内開催の展示会等が対象。出展料・小間料が対象 |
| 展示会出展支援補助金 | 札幌市関連 | 市内IT事業者の展示会出展費用 | 最大50万円、補助率1/2 | さっぽろ産業振興財団による市内IT事業者向け支援 |
※各制度の内容は変更される場合があります。申請前には必ず公式サイトや公募要領で最新情報を確認してください。
2-2. 制度選びで確認したいポイント
補助金・助成金を選ぶ際は、補助額だけでなく、自社の出展内容と対象経費が合っているかを確認することが大切です。
特に以下の点をチェックしましょう。
- 自社の所在地が対象地域に含まれるか
- 出展予定の展示会が対象になるか
- オンライン展示会やWeb展示会も対象か
- 出展料以外に、ブース装飾費や販促物制作費も対象か
- 申請期限や対象期間が出展スケジュールと合っているか
展示会関連の補助金・助成金は、年度途中で募集終了する場合があります。
申請を検討する際は、必ず各制度の公式サイトや公募要領で最新情報を確認してください。
2-3. 補助金・助成金の検索に役立つサイト
展示会出展に使える補助金・助成金は、年度途中で募集が始まったり、予算上限に達して早期終了したりする場合があります。
そのため、記事で紹介している制度だけでなく、最新の公募情報を定期的に確認することが大切です。
補助金・助成金を探す際は、以下のような公的サイトを活用すると効率的です。
| サイト名 | 特徴 | 探し方のポイント |
| ミラサポplus | 中小企業・小規模事業者向けの補助金情報や支援制度を確認できるサイト | 「販路開拓」「補助金」「展示会」などのキーワードで確認する |
| J-Net21 支援情報ヘッドライン | 補助金・助成金、融資、セミナーなどの支援情報を地域・分野別に検索できるサイト | 自社の所在地や「販路開拓」「海外展開」などの分野で絞り込む |
| 自治体・商工会議所の公式サイト | 地域限定の展示会出展支援や販路拡大支援が掲載される | 「展示会 補助金 自治体名」「販路拡大 助成金 自治体名」などで探す |
ミラサポplusでは、中小企業・小規模事業者向けの補助金・助成金情報を確認できます。
中小企業庁のページでも、補助金・助成金は「売上拡大」「販路開拓」などに活用できる支援策として紹介されています。
また、J-Net21の「支援情報ヘッドライン」では、中小企業・小規模事業者向けに、補助金や融資、税制優遇などの支援策を業種・地域・目的別に検索できます。
展示会出展向けの制度は、必ずしも制度名に「展示会」と入っているとは限りません。
「販路拡大」「市場開拓」「海外展開」「中小企業支援」などのキーワードでも検索し、自社の出展目的に合う制度がないか確認しましょう。
3. 補助対象になりやすい展示会関連経費
展示会出展の補助金・助成金では、出展や販路開拓に直接関係する費用が補助対象になりやすい傾向があります。
まずは、代表的な経費を確認しておきましょう。
| 経費区分 | 対象になりやすい費用例 | 注意点 |
| 出展費用 | 出展料、小間料、ブース使用料、出展登録料 | 対象となる展示会の種類を確認する |
| ブース関連費 | ブースデザイン、装飾、施工、看板、什器レンタル | 出展料のみ対象の制度もある |
| 販促物制作費 | パンフレット、チラシ、カタログ、展示パネル | 展示会で使用する制作物に限られる場合がある |
| コンテンツ制作費 | 製品紹介動画、営業資料、オンライン展示会用コンテンツ | 動画やWebコンテンツは対象可否が分かれやすい |
| 関連費用 | 展示品の輸送費、翻訳費、通訳費 | 海外展示会では対象範囲の確認が重要 |
ただし、対象経費は制度ごとに異なります。
「展示会に使う費用ならすべて対象」とは限らないため、申請前に公募要領で確認しましょう。
3-1. 出展に必要な基本費用
出展料や小間料は、展示会出展に直接必要な費用として対象になりやすい経費です。
リアル展示会では出展料やブース使用料、オンライン展示会では出展料や掲載料が対象になる場合があります。
ただし、BtoB展示会のみ、国内展示会のみなど、対象となる展示会の種類が限定されることもあります。
出展予定の展示会が制度の条件に合っているかを確認しましょう。
3-2. ブースづくりに関する費用
ブースの設計・装飾・施工費も、制度によっては補助対象になります。
ブースデザイン、装飾、施工、看板、展示パネル、展示台、什器レンタルなどは、来場者に商品・サービスを伝えるための費用として認められる場合があります。
一方で、制度によっては「出展料のみ」が対象で、装飾費や施工費は対象外となることもあります。
ブース制作を外部に依頼する場合は、見積書の内訳を分けておくと確認しやすくなります。
3-3. 販促物・コンテンツ制作費
パンフレットや動画など、展示会で使う販促物の制作費も対象になる場合があります。
対象になりやすいのは、パンフレット、チラシ、カタログ、会社案内、ポスター、展示パネルなどです。
近年は、製品紹介動画や営業資料、オンライン展示会用コンテンツが対象に含まれる制度もあります。
販促物は、展示会当日だけでなく、出展後の営業フォローにも使えます。
補助金を活用する場合も、ブースで伝える内容と販促物のメッセージをそろえることが大切です。
3-4. 輸送・翻訳・通訳などの関連費用
展示品の輸送費や、海外展示会に必要な翻訳費・通訳費も対象になる場合があります。
特に海外展示会では、製品資料の翻訳、現地で使う販促物の制作、展示品の輸送、通訳手配など、国内展示会よりも準備範囲が広がります。
ただし、旅費や宿泊費、人件費は対象外、または条件付きとなることがあります。
海外出展を検討する場合は、対象経費と対象外経費を分けて整理しておきましょう。
3-5. 対象外になりやすい経費
通常業務にも使えるものや、展示会との関係が薄い費用は対象外になりやすいです。
たとえば、パソコンやタブレットなどの汎用備品、自社スタッフの人件費、飲食費、接待費、展示会と直接関係しない広告費などは対象外となるケースがあります。
特に注意したいのは、交付決定前の発注・契約・支払いです。
補助金・助成金は、交付決定後に発生した費用のみを対象とするケースが多いため、出展申込や制作物の発注前に申請スケジュールを確認しておきましょう。
▼助成対象期間と対象となる経費

4. 自社に合う補助金・助成金の選び方
補助金・助成金は、補助額の大きさだけで選ばないことが重要です。
自社の所在地、出展形式、対象経費、申請スケジュールが合っていなければ、上限額が大きい制度でも活用できません。
4-1. まずは対象地域を確認する
展示会関連の補助金・助成金は、自治体が実施しているものも多く、対象地域が限定されます。
都道府県の制度であれば都内・県内企業、市区町村の制度であれば区内・市内事業者が対象になるケースが一般的です。
まずは自社の本社や事業所がある自治体、商工会議所、産業振興機関の制度を確認しましょう。
4-2. 出展形式と目的が制度に合っているか確認する
次に、出展予定の展示会が制度の対象になるかを確認します。
国内展示会、海外展示会、BtoB展示会、オンライン展示会、商談会など、対象となる出展形式は制度によって異なります。
特に、一般消費者向けの販売イベントや物産展は対象外となる場合があるため注意が必要です。
制度を選ぶ際は、単に「展示会に出る」ではなく、販路開拓や商談創出を目的とした出展として説明できるかを意識しましょう。
4-3. 補助率・上限額・自己負担額を比較する
補助金・助成金は、補助率と上限額をセットで見る必要があります。
たとえば、補助率1/2、上限20万円の制度では、補助対象経費の総額によって実際の補助額と自己負担額は以下のように変わります。
▼補助金率1/2、上限20万円の場合の例
出展に要した総経費額 | 補助金・助成金と自己負担額の割合 |
20万円の場合 | ![]() |
40万円の場合 | ![]() |
60万円の場合 | ![]() |
このように、上限額が20万円であっても、経費が20万円なら補助額は10万円です。
また、経費が60万円かかった場合でも、上限額を超える部分は自己負担になります。
補助対象経費であっても全額が支給されるわけではないため、補助率・上限額・自己負担額を確認したうえで資金計画を立てましょう。
また、補助金は後払いが一般的です。
採択後も、いったんは自社で費用を支払う必要があるため、資金繰りも含めて検討しましょう。
4-4. 申請スケジュールに間に合う制度を選ぶ
補助金・助成金は、申請から交付決定、実績報告、入金までに時間がかかります。
そのため、出展日から逆算して、申請期限や交付決定時期が出展準備に間に合うかを確認しましょう。
特に、出展申込やブース制作、販促物制作を早めに進める必要がある場合は注意が必要です。
制度によっては、交付決定前の発注・契約・支払いが対象外となるため、出展準備のスケジュールに無理なく組み込める制度を選びましょう。
5. 展示会補助金を活用する手順

展示会補助金を活用する際は、出展準備を始める前に、申請から実績報告までの流れを把握しておくことが重要です。
多くの補助金・助成金では、交付決定前に発注・契約・支払いをした費用は対象外になります。
出展日から逆算し、余裕を持って準備を進めましょう。
5-1. 出展目的とターゲットを整理する
まず、展示会に出展する目的を明確にします。
単に「展示会に出る」ではなく、誰に何を伝え、どのような成果につなげたいのかを整理しましょう。
| 整理する項目 | 具体例 |
| 出展目的 | 新規リード獲得、商談創出、認知拡大、既存顧客との接点強化 |
| ターゲット | 業種、企業規模、担当部署、役職、課題 |
| 訴求内容 | 商品・サービスの強み、導入メリット、競合との差別化 |
| 成果目標 | 名刺獲得数、商談数、問い合わせ数、受注見込み件数 |
ここを整理しておくと、補助金の申請書や事業計画書でも、販路開拓の目的を説明しやすくなります。
5-2. 利用できる補助金・助成金を探す
次に、自社が利用できる制度を探します。
2章で紹介した検索サイトや自治体・商工会議所の情報を確認し、対象地域、対象事業者、対象経費、補助率、上限額、申請期限を整理しましょう。
オンライン展示会や海外展示会を検討している場合は、その出展形式が対象になるかもあわせて確認します。
5-3. 見積書・出展計画を準備する
申請には、出展予定の展示会情報や費用の見積書が必要になることがあります。
出展料だけでなく、ブース装飾費、販促物制作費、動画制作費、輸送費などを申請する場合は、費用の内訳がわかる見積書を用意しておきましょう。
特にブース制作や販促物制作を外部に依頼する場合は、まとめて一式で記載するよりも、項目ごとに分けて見積もる方が、対象経費を判断しやすくなります。
5-4. 申請書・事業計画書を作成する
補助金・助成金では、申請書や事業計画書の提出が求められます。
申請書では、出展内容だけでなく、展示会を通じてどのような販路開拓を行うのかを具体的に示すことが大切です。
たとえば、次のような流れで整理すると伝わりやすくなります。
| 自社の課題 ↓ 展示会に出展する目的 ↓ 出展する商品・サービスの強み ↓ ターゲットとする顧客層 ↓ 展示会での獲得目標 ↓ 出展後のフォロー方法 |
補助金は「費用を使うこと」ではなく、「事業成果につなげること」が重視されます。
展示会後にどのように商談化・受注につなげるかまで記載しましょう。
【申請書作成に不安がある場合】 商工会議所や商工会、認定経営革新等支援機関などに相談する方法もあります。 ただし、補助金の申請支援を外部に依頼する場合でも、事業内容や出展目的を最も理解しているのは自社です。 |
5-5. 採択・交付決定後に出展準備を進める
申請後、採択や交付決定を受けたら、出展準備を進めます。
この段階で、出展申込、ブース設計、装飾・施工、販促物制作、動画制作、輸送手配などを進行します。
交付決定前の発注や支払いが対象外になる制度では、必ず交付決定後に契約・発注を行いましょう。
また、補助金の実績報告に備えて、見積書、契約書、請求書、領収書、支払い記録、制作物の写真などを保管しておくことも重要です。
5-6. 出展後に実績報告を行う
展示会終了後は、実績報告を行います。
実績報告では、実際に支出した費用や出展内容を証明する書類の提出が求められます。
必要書類に不備があると、補助対象として認められない場合があるため注意しましょう。
主な提出書類としては、請求書、領収書、振込明細、出展の様子がわかる写真、制作したパンフレットやチラシ、成果報告書などがあります。
補助金・助成金は、実績報告の確認後に支払われる後払い方式が一般的です。
申請から入金まで時間がかかることもあるため、資金計画も含めて準備しておきましょう。
6.補助金を使って展示会出展を成功させるポイント
補助金・助成金を活用すれば、展示会出展にかかる費用負担を抑えられます。
しかし、補助金はあくまで出展を後押しする手段であり、展示会の成果を保証するものではありません。
リード獲得や商談創出につなげるには、補助金の申請準備とあわせて、展示会そのものの設計を見直すことが重要です。
6-1. 補助金ありきではなく、獲得したい成果から逆算する
展示会出展では、まず「何のために出展するのか」を明確にしましょう。
たとえば、目的によって準備すべき内容は変わります。
| 出展目的 | 重視すべき準備 |
| 新規リードを増やしたい | 来場者が立ち寄りやすいブース設計、名刺獲得導線 |
| 商談につなげたい | 課題訴求、導入事例、料金や提案資料の準備 |
| 認知度を高めたい | 視認性の高いデザイン、わかりやすいキャッチコピー |
| 既存顧客と接点を作りたい | 招待施策、限定資料、個別相談の導線 |
補助金を使えるから出展するのではなく、獲得したい成果から逆算して、展示会の選定やブース内容を考えることが大切です。
6-2. ブースは「目立つ」より「伝わる」を重視する
展示会では、目立つブースづくりも大切ですが、それ以上に重要なのは誰に何を伝えるブースなのかが一目でわかることです。
来場者は限られた時間で多くのブースを回ります。
遠くから見ても、以下の内容が伝わるように設計しましょう。
- 何を提供している会社なのか
- どのような課題を解決できるのか
- 他社と何が違うのか
- 詳しく話を聞くメリットは何か
デザイン性だけでなく、キャッチコピー、展示パネル、製品展示、スタッフの声かけまで一貫させることで、来場者の理解度が高まり、商談につながりやすくなります。
6-3. 販促物は出展後の営業フォローまで見据えて作る
パンフレットやチラシ、カタログ、動画などの販促物は、展示会当日だけでなく、出展後の営業活動にも活用できます。
そのため、単に商品情報をまとめるだけでなく、来場者が後から見返したときに「何を相談できるのか」がわかる内容にすることが重要です。
たとえば、サービスの特徴だけでなく、導入メリット、活用シーン、事例、問い合わせ導線を入れておくと、展示会後のフォローがしやすくなります。
補助金を販促物制作費に活用できる場合は、当日の配布物だけでなく、商談化を後押しする営業ツールとして設計しましょう。
6-4. 展示会後のフォロー体制を事前に決めておく
展示会の成果は、当日の来場者対応だけでなく、出展後のフォローで大きく変わります。
獲得した名刺や問い合わせを商談につなげるために、出展前から対応方針を決めておきましょう。
| 準備項目 | 内容 |
| 顧客分類 | 見込み度や関心テーマごとに名刺を分類する |
| 連絡タイミング | 展示会後、できるだけ早くお礼メールや資料送付を行う |
| 担当者設定 | 営業担当、マーケティング担当の役割を決める |
| フォロー内容 | 個別相談、商談、資料送付、セミナー案内などを用意する |
展示会後の対応が遅れると、来場者の関心は薄れてしまいます。
出展前からフォローの流れを決めておくことで、補助金を使った出展を成果につなげやすくなります。
6-5. 制作・運営まで含めて準備する
展示会出展では、ブースを作るだけでなく、展示パネル、配布資料、動画、ノベルティ、当日の運営、出展後のフォローまで多くの準備が必要です。
特に初めて出展する場合や、短期間で準備を進める場合は、社内だけで対応しきれないこともあります。
その場合は、ブースデザインや販促物制作、運営サポートまでまとめて相談できる外部パートナーを活用するのも一つの方法です。
補助金を活用する際も、対象経費や申請スケジュールを踏まえながら、出展全体を設計することで、費用対効果の高い展示会を実現しやすくなります。
展示会出展で成果を高めるには、補助金の活用だけでなく、ブース設計や販促物制作、当日の運営まで見据えた準備が欠かせません。
「補助金を活用して展示会に出展したい」
「ブースや販促物の準備をまとめて進めたい」
「展示会の費用対効果を高めたい」
このような方は、展示会出展の企画・制作を支援する新日本印刷へお気軽にご相談ください。
7. まとめ|補助金を活用して、成果につながる展示会出展を実現しよう
展示会出展に使える補助金・助成金を活用すれば、出展料やブース装飾費、販促物制作費などの負担を抑えながら、新規顧客との接点を広げることができます。
ただし、制度によって対象地域、対象事業者、補助率、上限額、対象経費、申請期限は異なります。
申請を検討する際は、自社の出展内容に合う制度を選び、出展スケジュールに間に合うかを確認することが重要です。
また、補助金は費用負担を軽減する手段であり、展示会の成果を保証するものではありません。
リード獲得や商談創出につなげるには、ブース設計、販促物制作、当日の運営、出展後のフォローまでを一貫して準備する必要があります。
自社に合う制度を早めに確認し、補助金・助成金を活用しながら、成果につながる展示会出展を計画的に進めましょう。
#展示会 #補助金




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