
2025年4月、東京ビッグサイトで開催された「Japan DX Week【春】2025」。
新日本印刷はBtoB受発注システム「WONDERCART(ワンダーカート)」と、AI接客アバター「WONDERGIRL(ワンダーガール)powered by AVITA」を出展しました。
DX推進をテーマにした本展示会では、業務課題に直面する多くの企業担当者と、直接対話する機会を得ることができました。
その結果、昨年の展示会対比でリード獲得数130%、商談獲得数200%と、はるかに高い成果を得られました。
この記事では、展示ブースの出展内容や来場者の反応に加え、成果につながった出展の工夫、そしてWONDERCART/WONDERGIRL powered by AVITAが現場でどのような業務改善に貢献できるのかを、実際の声を交えてレポートしていきます。
【この記事でわかること】
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目次
1.Japan DX Weekとは?
Japan DX Week(ジャパンディーエックスウィーク)は、業務改革・デジタル化・AI活用・業務効率化・ITツール導入をテーマに、最新のDXソリューションが一堂に集結する国内最大級のIT展示会です。
経営層、情報システム部門、業務部門などの担当者が来場し、最新技術の比較検討や導入相談ができる場として、毎年多くの企業に注目されています。
なかでも、春に東京ビッグサイトで開催される「Japan DX Week【春】」は、IT・DX総合展として日本最大の規模を誇ります。
2025年の開催では、1000社を超える企業が出展し、製造・物流・小売・サービス・医療・教育など幅広い業種から、のべ5万人以上の来場者が訪れました。
構成展示会は、「AI・業務自動化展」「社内業務DX EXPO」「現場DX EXPO」「データ・ドリブン経営EXPO」の4つからなり、目的に応じて最新のソリューションに出会える設計となっています。
新日本印刷は、このJapan DX Weekの中でも、AIによる業務効率化と自動化ソリューションに特化した「AI・業務自動化展」に出展。
BtoB受発注システム「WONDERCART」と、AI接客アバター「WONDERGIRL powered by AVITA」の2製品を通じて、「発注業務の負担を減らしたい」「属人化をなくしたい」「受付対応を省人化したい」といった現場レベルのDX課題に直結する提案を行いました。
2.出展概要:WONDERCARTとWONDERGIRL powered by AVITAとは?
Japan DX Week【春】2025で、新日本印刷は「WONDERCART」と「WONDERGIRL powered by AVITA」という2つのDX製品を出展しました。
それぞれどんな場面で役立ち、どのように業務を変えていけるのか。
展示ブースでは、現場の課題に寄り添ったかたちで、その魅力をお伝えしました。
2-1. BtoB受発注業務をデジタルで効率化する「WONDERCART」
WONDERCART(ワンダーカート)は、販促カタログと受発注システムを一体化した、新しいBtoB受発注システムです。
従来の紙カタログやFAX・電話といったアナログな受発注業務をデジタル化し、業務の効率化と人的ミスの削減を同時に実現します。
今回の展示では、WONDERCARTが提供する以下のようなポイントを来場者に向けて紹介しました。
- カタログデータをそのままシステム化:既存の販促カタログを活用できるため、導入がスムーズ
- わかりやすいUIで発注しやすい:パソコンに不慣れな取引先でも使いやすい設計
- 取引先の利用促進につながる機能:取引先の業務効率化に役立つ便利機能が充実
また、WONDERCARTの管理画面やカタログ画面のデモを実機で体験できるようにしたことで、来場者に自社の業務で使えるイメージを具体的に持っていただくことができました。
2-2. 接客業務を自動化・均質化するAI接客アバター「WONDERGIRL powered by AVITA」
WONDERGIRL(ワンダーガール)powered by AVITAは、生成AIによる自動応対と、オペレーター(人)による遠隔応対を切り替えて使える、次世代型のAI接客アバターです。
フロント業務や接客業務の負担を軽減しながら、誰が対応しても同じような応対ができるしくみで、接客のばらつきをなくすことができます。
展示会では、大型のデジタルサイネージを使い、WONDERGIRLが来場者の質問に対して表情・身振り手振りつきで接客を行う様子を公開。
オペレーターの応対モードで通行人に声をかけると、足を止めて振り返るきっかけとなり、展示会の中でもひときわ注目を集めていました。
WONDERGIRL powered by AVITAが注目された主な理由は以下の通りです。
- 人手不足の現場で活用できる
ホテルやショールームなど、省人化のニーズにマッチ
- AIと人の対応を状況に応じて切り替えられる
AIによる定型応答と、オペレーターによる柔軟な対応の使い分けが可能
- 表情や声が自然で親しみやすい
業界トップクラスのアバターによる、「動き」や「話し方」も人間らしい接客
- 接客の品質を一定に保てる
FAQ対応で属人化を防ぎ、誰が使っても同じように情報提供できる
ブースでは
「どんな業種で使えるんですか?」
「価格帯はどれくらい?」
「質問の内容は自由に設定できますか?」
といった具体的な活用シーンを想定した質問が多く寄せられ、その場で活用イメージを持っていただけたことが伝わってきました。
3.展示会で得られた成果
今回の「Japan DX Week【春】2025」では、展示会というリアルの場ならではの反応と、昨年を大きく上回る成果を得ることができました。
その中でも特に注目したいのが、リード獲得数と商談獲得数の2つの成果です。
3-1.リード獲得数、商談獲得数の成果
会期中、当社の展示ブースには非常に多くの来場者にお越しいただきました。
リード獲得数は昨年比130%、商談獲得数は昨年比200%と、どちらも昨年より大幅アップ。
この商談獲得数は、ブース商談で詳しい製品説明やデモ体験をされた方のうち、約23%が次回商談をご予約くださったということです。
これは、ただ足を止めていただいただけでなく、製品の価値がきちんと伝わり、来場者自身の課題意識と結びついた結果だといえます。
実際にその場で「デモを試してみたい」「社内で検討したい」といった声も多数いただきました。
3-2. 成果の背景にあった3つの手応え
想定以上の成果の背景には、会場でのリアルな手応えがありました。
「これ、うちの業務にも使えそう」という共感の声
来場者自身が課題を語り出し、「実は…」と話し込む場面も多数。
導入前の迷いや不安が、会話の中で自然と浮かび上がってきました。
操作感や応答精度に対する素直な驚き
実際にWONDERCARTの管理画面や、WONDERGIRL powered by AVITAの会話デモを体験した方からは、「デザインがキレイでUIがわかりやすい」「アバターの受け答えが自然」などの声をいただきました。
質問の具体度が高かった
「取引先が使ってくれない場合は?」「何拠点まで対応できるの?」など、単なる興味ではなく、導入をイメージした実践的な質問が多く聞かれたのも印象的でした。
次章では、こうした成果につながった展示設計や準備の工夫をご紹介します。
4.成果につながった5つの工夫
3章で紹介した成果の背景には、ブース設計やスタッフ対応における細やかな工夫がありました。
ここでは、来場者の足を止め、会話を引き出し、商談につなげることができた5つのポイントをご紹介します。
4-1. 大通り沿い・角地という好立地を活かしたブース設計
展示会でのリード獲得数は、ブースの立地や導線設計にも大きく左右されます。
今回のブースは、通行量が多い通路が交差する角地に位置し、視認性の高いロケーションでした。
この好立地を最大限に活かすため、目に入りやすい展示物の配置と、動線を丁寧に設計。
通り沿いの2面は開放的に設け、ブース奥のパネルまで見通せる「抜け」のある空間づくりを意識しました。
また、遠方からも視認しやすい位置に、AI接客アバター「WONDERGIRL」のイラストを大きく配置。
キャッチーなビジュアルが自然と視線を集め、来場者の関心を引きました。
アンケートでは、
「色味や立地的に目を引くブースだった」
「ブースの作りに興味を惹かれました」
といった来場者の声も。
こうした設計により、偶然の立ち寄りも生まれやすい動線を確保することができました。
4-2. 遠くからでも目を引く色づかいと展示パネルのデザイン
今回のJapan DX Week【春】2025は、1000社を超える企業が出展し、各社の趣向を凝らしたブースが並ぶ中、来場者の足を止めてもらうには、他のブースとは違う強い第一印象が必要でした。
新日本印刷では、印刷会社ならではのデザイン設計力と印刷技術を活かし、視覚的に引き込むブースづくりにこだわりました。
キーカラーには、インクジェット印刷による蛍光グリーンを採用。
蛍光色は、通常のCMYKインクでは表現が難しく、特色インクを使った特殊な印刷が必要です。
さらに、パネルサイズに適した高解像度でのインクジェット出力には高度な加工技術が求められます。
そこに配置したのが、生成AIで作成したAI接客アバター「WONDERGIRL」のイラスト。
通行人に向かって語りかけるように手を伸ばし、正面から見つめる構図にすることで、来場者が“見つめられている”ように錯覚し、思わず引き寄せられる演出となりました。
このイラストは、生成AIによる画像をもとに、パネルサイズに拡大しても画像が粗くならないよう高度な補正加工を施しています。
印刷会社だからこそ実現できる、表現力と技術の掛け合わせが、ブースの完成度につながりました。
ブース全体は什器やデモ機を黒で統一し、蛍光色のパネルとのコントラストで自然に視線が誘導されるよう設計。
遠くからでもブース全体が存在感を放ち、通行人の目線を引きつけました。
「色がまぶしかった」
「キャラクターと目が合った気がして、思わず引き寄せられました」
「展示ブースの印象が強くて撮影しました」
といった反応からも、WONDERGIRLのイラストとブースデザインが集客アップに貢献していたことが明らかです。
もちろん、展示内容のわかりやすさも重要ですが、「何だか気になる」と感じて来場者から近づいてもらうためには、デザインが集客の起点になると、今回改めて実感しました。
4-3. 大型サイネージによるAI接客アバターの集客力
今回の展示の目玉となったのが、AI接客アバター「WONDERGIRL powered by AVITA」です。
人通りの多いブース角に等身大サイズのWONDERGIRLを表示した大型デジタルサイネージを設置し、会話体験ができるデモを実施しました。
会話の内容に合わせた自然な身振りと表情で話しかけるアバターの姿に、
「人間みたい!」
「こんなことにも答えられるんですね」
といった驚きの声も多数。
会場内は常に多くの人で賑わっていましたが、WONDERGIRLの動きと声、そして等身大の存在感は、その中でもひときわ目立っていました。
展示会で来場者に足を止めてもらうには、まず「呼びかけ」が不可欠です。
WONDERGIRLの大型デジタルサイネージは、来場者の呼び込み役としても機能し、限られた接客リソースでも効果的に集客できる、展示会向けの施策としても有効でした。
有人対応でWONDERGIRL(のオペレーター役のスタッフ)が、通行中の来場者に向けて
「青いジャケットのお客様〜!」
「私とお話ししませんか?」
と声をかけると、驚いた表情で振り返り、そのまま立ち止まる人が次々と現れました。
そこから名刺情報のQRコードを読み取らせていただき、スタッフとの商談へスムーズにつながる流れを生み出すことができました。
こうした視覚・聴覚の両方に訴えかける演出により、WONDERGIRL powered by AVITAは高い集客力と話題性を兼ね備えたコンテンツとして、多くの来場者の記憶に残る展示となりました。
4-4. 「共感ワード」が会話の糸口に
ブース内では、来場者との会話を引き出すきっかけとして、「あ、これうちのことかも」と共感を呼ぶ言葉を展示パネルやデモ機の周辺に多数ちりばめました。
パネルには、「受発注DX」「商品管理」「顧客管理」「FAXからの脱却」など、BtoB業務でよく挙がる課題をキーワードとして一覧表示。
さらに、デモ機の周囲には、「属人化の解消」「工数削減」「ナレッジ共有が課題」「AIが伴走します」といったメッセージを、フキダシ型のステッカーで目に入りやすく配置しました。
これらの「共感ワード」を見た方から、
「これ、うちの課題です」
「まさに今、この問題で困っていて…」
といった反応が自然と生まれ、ヒアリングのきっかけに。
展示から会話へとスムーズにつなげることができました。
「展示を見る → 自分の課題と重ねる → 相談する」
というコミュニケーションの流れが自然に生まれたことで、ブース内での会話や商談の質も自然と高まりました。
4-5. 事前準備とチーム全体での連携強化
成果を支えたもうひとつの柱が、スタッフ間でのノウハウ共有とモチベーションアップです。
出展前には、ブース商談時のトークスクリプト共有とロールプレイングを含むミーティングを実施。
展示会初参加のスタッフもいましたが、何度も練習を重ねたことで、本番では緊張せずに来場者の課題を引き出すヒアリングができるようになりました。
また、ミーティングで共有したノウハウはメルマガで全員に配信し、ブース商談のスキルアップとチーム全員のモチベーションアップにつなげました。
会期中は、Teamsでの中間成果発表や朝礼・夕礼でのフィードバック共有を通じて、チーム全体で雰囲気を作り、学び合いながら翌日に臨むことができました。
その結果、どのスタッフが対応しても、一定レベルの接客とサービス説明で来場者と接することができる体制が実現。
笑顔や笑いの絶えない和やかな雰囲気づくりができ、展示会後の商談予約に結びつく、安心感と信頼感を生み出しました。
このように、見せ方・仕掛け・会話設計・チーム体制のすべてが連動したことで、集客・ヒアリング・デモ体験によるサービス訴求がうまくかみ合い、冒頭で紹介した成果へとつなげることができました。
次章では、来場者との対話から見えてきた、現場のリアルな課題や期待についてご紹介します。
5. 来場者との対話から見えた現場の課題と期待
展示会では、製品説明やデモ体験に加え、来場者との何気ない会話の中に多くの気づきとリアルな課題感がありました。
WONDERCART・WONDERGIRL powered by AVITAそれぞれに寄せられた反応を通じて、現場の「困りごと」や「これから期待されていること」が浮かび上がってきました。
5-1. 「DXしたい、けどできない」層が多数
受発注業務に関する声で多かったのは、
「FAXでのやりとりがいまだに主流」
「手書きや口頭での伝達によるミスがなくならない」
といった、アナログ業務に対する限界感でした。
一方で、
「すぐには変えられないけれど、将来的には何とかしたい」
「業務改善をしたい思いはあるが、どこから手をつければよいかわからない」
といった関心はあるが、踏み出せていない層の声も多く聞かれました。
WONDERCARTのように紙のカタログと併用して、今の業務の延長線で始められる設計は、そうした担当者に「自分たちでも始められそう」と思っていただけるきっかけになっていました。
5-2. 接客の属人化と、人手不足への対策ニーズ
WONDERGIRL powered by AVITAに対しては、
「人によって案内の精度や接客内容に差がある」
「スタッフの確保が難しい」
といった属人化と人手不足の二重課題への対策として関心を寄せる声を多くいただきました。
また、
「無人の拠点に設置したら顧客満足度が上がりそう」
「夜間や休日の対応に部分的に活用するのも良さそう」
といった具体的な活用イメージを持って話してくださる方も多く、導入後の現場利用にまで話が及ぶケースも見られました。
5-3. デモ体験を通じて生まれた驚きと実感
展示ブースでのデモ体験を通して、来場者からは使ってみたからこそ出てくる実感のこもった反応が数多く寄せられました。
WONDERCARTに関しては、操作画面を実際に触っていただいたことで、
「思ったよりカンタンに使えそう」
「これなら取引先にも説明しやすい」
「発注側にもメリットがあるのがいいですね」
といった声が多数。
特に、カタログ感覚で商品を選べるUIや、受発注履歴の見える化が評価され、「これがあればミスが減りそう」という現場目線の安心感につながっていました。
一方、WONDERGIRL powered by AVITAのデモでは、アバターと実際に会話していただくことで、
「こんな質問にも答えられるんですか?」
「動きがカワイイ…と思ったら、対応してたのは男性なんですね⁉︎」
といったリアクションが生まれ、笑いや驚きが絶えませんでした。
AIによる自動応答のスムーズさや、有人対応との切り替えによる柔軟性も注目され、「うちの業務にもハマる場面がありそう」という具体的な活用イメージにつながるケースも見られました。
このように、単なる製品説明では伝わらない部分も、実際に“体験してもらう”ことで、理解や共感が大きく深まったことを実感しています。
「実際に操作してみたい」
「どんな質問に対応できるか確かめたい」
そんな方のために、無料のデモ体験をご用意しています。
\BtoB受発注に役立つ機能をお試しください/
\AI接客アバターとの会話をお試しいただけます/
次章では、今回の展示会で得られた気づきや反応を、今後の提案・営業活動にどう活かしていくかについてまとめます。
6. 展示会後の提案・営業活動への活かし方
展示会は「出展して終わり」ではなく、得られた反応や気づきを次の提案につなげてこそ価値が生まれます。
今回の「Japan DX Week【春】2025」を通じて得たリアルな声や関心の傾向を、今後の営業・マーケティング活動にどう活かしていくかを整理します。
6-1. お悩み客・そのうち客へのアプローチ
今回の展示会で多かったのが、製品への関心はあっても、すぐには導入に踏み切れない「お悩み客」や「そのうち客」でした。
具体的な商談につなげやすいのは「今すぐ客」ですが、「お悩み客」や「そのうち客」こそ中長期的なリード育成が必要なターゲット層です。
そこで、以下のような行動を一歩後押しするアプローチが有効です。
【お悩み客へのアプローチ(ニーズ高・ウォンツ低)】
- 「課題はあるけど、社内を説得できるか不安」という声に応え、スモールスタート例を提示
- 「まずは一部の取引先から始めてみませんか?」と、導入ハードルを下げる
- 「業務課題の棚卸し」や「無料体験」など、対話のきっかけを増やす
【そのうち客へのアプローチ(ウォンツ高・ニーズ低)】
- 「近い将来に必要かも」という意識に合わせ、デモ動画や活用事例を定期配信
- 無料体験・導入相談といった体験ベースの接点を設ける
- 情報提供を継続しながら、業務課題への気づきを育てる
いずれの層も、いきなり商談を提案するのではなく、「話しやすい」「相談できそう」と感じてもらえる接点をつくり、並走型の関係を築くことが大切です。
6-2. 「体験→納得」を生む提案づくり
今回の展示会で改めて実感したのは、「見ただけ」では伝わらない価値が、実際に触れてみることで初めて伝わるということでした。
WONDERCARTでは、操作画面のわかりやすさやUIの親しみやすさ、
WONDERGIRL powered by AVITAでは、応答のスムーズさや表情・声の自然さに、来場者から高い評価をいただきました。
こうした体験による納得は、資料や口頭の説明だけではなかなか得られないものです。
だからこそ今後の提案では、体験を通じてイメージを具体化する工夫が欠かせません。
たとえば、
- デモ環境の提供
→ 取引先の操作感や導入後の動線を実感してもらう - 実際の活用シーンを想定した動画提案
→ 「自社ならこう使えそう」と想像しやすくなる - アバターの会話例やFAQ設定例の紹介
→ 現場でのやりとりをリアルにイメージできる
このような擬似体験を通じて、検討中のお客様が自分ごととして導入を考えやすくなる環境を整えることが、今後の提案精度を左右すると考えています。
6-3. 来場者の声をコンテンツに変える
展示会では、来場者の方々から数多くのリアルな声をいただきました。
これらは他の潜在層にとっても共感や安心材料になるヒントです。
- 質問傾向を元にした「よくある相談Q&A」
- 「導入して何が変わった?」という仮想事例ストーリー
- 「来場者の声」や「アンケート抜粋」を活用した紹介資料の更新
など、来場者の反応をコンテンツ化することで、営業資料やWebでの訴求力が高められます。
6-4. チームの成果を、次の出展・提案活動へ
今回の展示会で得られた成果は、事前準備・現場対応・チーム全体の一体感が生み出したものでした。
この成功を一過性のものにせず、次の出展や提案活動につなげていくためには、振り返りと共有の仕組みが欠かせません。
とくに今後は、以下のような観点での情報の可視化とナレッジの共有が重要になると考えています。
- リード獲得数・商談獲得数などの定量的成果の記録と分析
- 来場者から寄せられた質問・反応の傾向をカテゴリごとに整理
- スタッフそれぞれの気づきや成功パターンをチームで共有する仕組みの整備
- 「うまくいったこと」「次回改善したいこと」を振り返るミーティングの実施
こうした取り組みを通じて、
- どのメッセージが来場者に刺さったのか?
- どのツールや展示方法が有効だったのか?
といった実感を再現可能なナレッジとして言語化し、社内に蓄積していくことが大切です。
このような仕組みを構築することで、次回の出展準備はもちろん、日常の提案活動やマーケティング施策の精度向上にもつながると考えています。
7.まとめ
「Japan DX Week【春】2025」で新日本印刷は、WONDERCART/WONDERGIRL powered by AVITAという2つのDXソリューションを軸に、「視覚で引きつけ、体験で納得し、対話で共感を得る」展示設計を行い、多くの来場者との出会いと、想像を超える成果を得ることができました。
リード獲得数や商談獲得数といった数字面の結果はもちろんのこと、来場者のリアルな声、ブースで得た反応、チームとしての学びや工夫など、実際に出展し、対話したからこそ得られた経験は、今後の提案活動の大きな財産となりました。
新日本印刷の原点は「印刷」です。
これまで、パンフレットやカタログ、DMなど、「実体のある」「伝わるツール」を数多く提供してきました。
だからこそ、WONDERCARTやWONDERGIRL powered by AVITAのようなデジタル領域のサービス開発においても、実際の現場の声を大切にし、使いやすさと本質的な提案力にこだわっています。
今回ご紹介した2つのサービスはその一例にすぎません。
業務改善やDX推進でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
私たちはこれからも、お客様と一緒に課題を解決していくパートナーとして伴走していきます。
\お客様のDX課題をご相談ください/
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