暑中見舞い制作に込めた想い|新日本印刷の“顔の見える”関係づくり

毎年夏、新日本印刷では、オリジナルデザインの暑中見舞いハガキを制作し、お取引先様にお届けしています。 
掲載されているのは、営業社員の写真と手書きのひと言。
近年は全営業メンバーが一枚のハガキに登場するデザインが恒例となっています。
 

近年は当社も、業務のDXを支援するBtoB受発注システム「WONDERCART」や、AI接客アバター「WONDERGIRL powered by AVITA」といったソリューションの開発・提供を進めています。 
人手不足対策や業務効率化が求められる中、印刷物以外の手段にも対応する体制を整えています。 

一方で、私たちは「紙だからこそ伝えられる価値」があると考えています。 
印刷会社として培ってきた想いを伝えるノウハウや、顔が見える関係性へのこだわりは、今もなお私たちの事業の根幹をなしています。 

本記事では、暑中見舞いハガキに込めた想いや、企画・制作の裏側についてご紹介します。 

 1.営業社員がハガキに登場する理由

2024年の暑中見舞いハガキ

新日本印刷では、毎年夏に営業社員全員が登場する暑中見舞いハガキを制作し、お客様へお届けしています。 
これは季節のご挨拶であると同時に、営業担当者の“顔が見える”ことで、日々のやり取りに安心感や親しみを感じていただけるようにとの意図があります。 

当社は創業以来、業務用カタログの制作を主軸に、多くの企業様と継続的なお取引を行ってまいりました。 
お客様の中には、20年、30年と長きにわたりご愛顧くださっている企業も少なくありません。 

全員が登場するスタイルを採用しているのは、自社の担当者がハガキに登場しているかを楽しみにしてくださるお客様がいるためです。 
また、営業担当者が訪問した際に「暑中ハガキに載っていたね」とお声がけいただくことも多く、コミュニケーションのきっかけとしても活用されています。 

私たちにとって暑中見舞いは単なる季節のご挨拶ではなく、信頼関係の構築や維持に欠かせないコミュニケーションツールなのです。 

 2.企画・デザイン・撮影・印刷を自社で完結

暑中見舞いハガキは、営業部だけでなく、デザイン・撮影・印刷など、社内の各部門連携によって完成します。 
新日本印刷では、企画・デザイン・撮影から印刷まで、すべての工程を自社内で完結しており、それぞれの専門性を活かしながら、スムーズかつ高品質な制作を実現しています。 

ここでは、企画段階から印刷に至るまでの制作の流れをご紹介します。 

2-1. 企画からデザイン 

企画については、制作部・営業部の垣根なくアイデアを募り、今年のハガキのコンセプトやテーマを決定します。 
営業部からはサービス紹介につながる企画案、制作部からはビジュアルにこだわったデザイン案、システム開発部門からはオンラインと連動した提案など、今年も多彩なアイデアが集まりました。 
 
そこからコンセプトを絞り込み、デザイナーが登場人数に合わせたレイアウトや配色を検討し、撮影用のラフを制作。 
並行して営業スタッフは印刷スケジュールを確認し、全体の進行管理と調整を行います。 

こうした各部署の連携が滞りなく進むのは、業務用カタログ制作で長年にわたり培ってきた、専門性を活かした効率的な制作ノウハウが社内に確立されているからです。 

2-2. 撮影 

今回の撮影は、自社スタジオで行いました。 
新日本印刷には名古屋最大級の広さを誇る、約240坪の大型フォトスタジオがあります。 

フード撮影用のキッチンやルームセットも備え、さまざまな撮影ニーズに対応可能です。 
撮影環境だけでなく、最高の1カットを切り取るためのライティング機材も完備しています。 

もちろん、それらを活かすカメラマンのスキルも重要な要素です。 
今回は、夏らしい強い日差しのようなライティングを組み、季節感のある仕上がりとなりました。 

2-3. 画像加工・デザイン・印刷 

撮影した画像は、社内で加工・補正を行い、最終的なレイアウトに落とし込みます。 
社内制作だからこそ、営業社員の個性を把握しているデザイナーが、配置や表現にこだわり、細部まで配慮の行き届いたデザインに仕上げます。 

印刷は、岐阜県瑞浪市に構える自社工場で行います。 
2005年に稼働した瑞浪印刷工場「GOOD SPEED」は、損紙の低減や、リサイクル率の向上に取り組む、環境配慮型の工場です。 

こうした社内一貫制作により、デザインから印刷までのクオリティを保ちながら、短納期にも柔軟に対応できる体制を構築しています。 

営業部門と制作部門が密に連携し、毎年の暑中見舞いが“顔の見える一枚”として機能しているのは、こうした社内の体制と丁寧な工程に支えられているからです。 
次章では、ハガキに添える手書きのひと言や、お客様との関係性づくりの工夫についてご紹介します。

3.ハガキに添える手書きのひと言

暑中見舞いハガキのもうひとつの特徴は、営業担当者が一枚一枚に手書きのメッセージを添えていることです。 
印刷されたデザインに加え、手書きのひと言が加わることで、より温度感のあるコミュニケーションが生まれます。 

デジタルな連絡手段が主流となる中、「手書きのコメントをありがとう」と声をかけてくださるお客様もいらっしゃいます。 
すでに関係が築かれているお取引先様には、日頃のご愛顧へのお礼やちょっとした近況報告を、初めて暑中見舞いをお送りする企業様には、名刺代わりのご挨拶を。 
営業担当者は、相手との関係性や状況に応じて言葉を選びながら、一枚ずつ丁寧に書き添えています。 

このようなひと言が、次の訪問のきっかけや新しいご依頼につながることも少なくありません。 
業務上の情報共有や連絡だけでは築けない長期的な信頼関係の一助として、私たちはこうしたアナログな取り組みも大切にしています。  

4.オリジナルノベルティを訪問時の手土産に

暑中見舞いハガキとあわせて、新日本印刷ではお客様へのご訪問時に、オリジナルノベルティをお渡ししています。 
印刷会社ならではの企画・デザイン力とおもてなしの心を大切にしながら、暑中見舞いハガキとあわせて制作しています。 

じつはノベルティ制作も新日本印刷の得意分野のひとつです。 
これまでにもオリジナルパッケージのカレーやお菓子など、インパクトのある手土産を通じてお客様に喜んでいただきました。 

今年選んだ手土産は、オリジナル焼印を施した瓦せんべいを選びました。 
焼印には「お仕事がんばってください」のメッセージをデザイン。  

こうしたオリジナルの手土産は、訪問先でのアイスブレイクや雑談のきっかけになるだけでなく、「どこで作ったの?」「デザインも新日本さんで?」と会話が広がることもあります。 
小さなツールではありますが、お客様に親しみを感じていただいたり、印象に残していただくためのコミュニケーションの一環として役立っています。  

次章では、暑中見舞いや手土産といったお客様とのコミュニケーションを、今後も大切にしていきたいという、新日本印刷の考え方についてお伝えします。 

5.想いをかたちにして届けること

暑中見舞いハガキや手土産は、私たち新日本印刷が創業以来大切にしてきた「お客様との関係性を丁寧に築く姿勢」の表れです。 
受発注業務の効率化やDXが進むなかにあっても、対面や紙を通じたコミュニケーションがもたらす価値は、今なお大きいと考えています。 

もちろん、デジタルツールの提供や業務支援ソリューションへの対応も、今後ますます重要性を増していきます。 
当社でもBtoB受発注システム「WONDERCART」AI接客アバター「WONDERGIRL powered by AVITA といったソリューションを通じて、お客様の業務効率化をサポートする取り組みを強化しています。 

その原点にあるのは、印刷から始まった「想いをかたちにして届けること」という考え方です。 
商品をより良く見せるための撮影やデザイン、正確な校正、色の再現にこだわった印刷工程を通じて、私たちはお客様の思いを「印刷物」というかたちで表現してきました。 

これからも印刷会社ならではの強みと、時代に即した新しい取り組みの両立を図りながら、お客様にとって価値あるコミュニケーションの実現を追求してまいります。 

\チラシ・パンフレット・カタログなど何でもおまかせ!/

#印刷 #制作 #暑中見舞い

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